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恋人に捧げる舞子の物語
【SM 官能小説】

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恋人に捧げる舞子の物語(驟雨編)(その1)-6

「いい眺めじゃねえか…」

男の掌が、あなたの尻肌を撫でる…どこまでもうっすらとした白い脂肪を湛えた豊かな双臀が、
波打つようにぶるぶると震えていた。その悩ましく吊られた肢体の重みによって手首と足首を
縛った縄があなたの皮膚に強く喰い込んでいた。
裸電球の妖しい灯りが、恥辱に晒された無惨なあなたの肢体を照らし出していた。

男は用意したブリキの洗面器に、たっぷりとグリセリン溶液を注ぎ込む。少し乳白色のとろみを
帯びたねっとりとした液だった。そして袋の中からあの太いガラス製の浣腸器を取り出す…。


「いや、いやよ…浣腸なんて…」


 違う…


あなたはその浣腸器によって、溶液を体内に注ぎ込まれることを望んでいたのだ。その注ぎ込ま
れた溶液で、臓腑が裂かれるくらい心の奥底まで嗜虐される自分の痴態に、すでに甘美な夢想を
描いていた。
男は浣腸器の先端の小さなペ○ス状のふくらみのある嘴管を洗面器の溶液に漬し、そのピストン
をゆっくりと引き上げ、溶液を吸い上げ始めたのだった…。


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