パティシエ-1
まばゆい銀色の冷たさに…
まるで天からふわりと舞い降りてそこにあるかのように。
千春は丸いお尻をその上に落ちつけて横たわっていた。
熟れた果肉のように赤く開いたその局部の先端…
白い生クリームがほんのひと摘み乗せられて、ケイイチは尖らせた舌の先で包むように波打つ左右のひだひだからゆっくりと撫で上げる。
あっ…
千春は思わず吐息に似た声を小さく漏らした。
滑らかな舌は千春のあらゆる箇所の食感を探り、先端の突起の上に盛られた生クリームをチロっとさらっていく。
はぁっ…
そのたびに千春は冷たいステンレスの上で微かに腰を震わせながら胸の奥の鼓動を早めるのだった。
ケイイチは千春から感じとったその味覚を舌の中で賞味して、またべつのカップから生クリームを次々とひと摘みずつ先端に乗せてはそれを繰り返す。
男性から受ける継続的な舌の愛撫にはない、この焦れったさ…
ひだひだを撫でられて、開ききった入り口をすすられるように蠢き。
排泄の場所にまでくまなく、繊細に探られて最後に…
焦らせて研ぎ澄まされた感覚の一番敏感な突起をさっとさらわれていく。
千春はそのたった一瞬にぶるっと身を震わせた。
[ あなた…もうダメよ
少し…少し休ませて… ]
ケイイチは若い妻の潤んだ瞳をのぞきながら抱きよせて
[ うん、今日はかなり近い…
このへんにして置こうかな… ]
んっ…
妻に口づけをする。
[ 欲しいかい? ]
[ んっ…愛してるわ ]
妻の局部に溶けて残った生クリームをきれいに舐め取ってやる。
はぁ…っ
はっ…あぁっ…
搾り出すような吐息を千春は心おきなく吐き出した。