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……タイッ!?
【学園物 官能小説】

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……タイッ!? 第一話「守ってあげタイッ!?」-17

「紀夫、初めてにしてはさ、上手だったね」
 ボタンを留めなおし、制服を正す。
「うん……うん」
 しかし、紀夫は一向にたたずまいを直そうとせず、ただぼんやりと彼女を見つめるだけ。
「今度さ、またお勉強させてあげるね? 結構あたし達、身体の相性いいかもしれないしさ……」
「そう? そう思ってくれる?」
「うん。だってあんなにキモチ良かったんだもん。そうじゃな……きゃ!」
 肯定されると同時に男は行動していた。
 突き飛ばすように女の背を押すと、お尻を持ち上げてせっかく穿いたパンツをずり下ろす。
「何する気? ちょっと、紀夫?」
 不意の行動に軽く戸惑う理恵だが、紀夫はそれを無視していきり立つ逸物を濡れそぼった穴にねじ込む。
「んくぅ……!」
「あぁ……」
 交尾の再開に喜悦とも驚きとも取れる声を漏らす理恵。奥までねじ込まれると降りてきた子宮に先端がぶつかり、内部がキュウと収縮しだす。
「うわっ! すごい、締め付け……」
「んふぅ、なんで? 何でしちゃうの? 明日また……してあげてもヨカッタのにぃ……」
 理恵は背後から攻め立ててくる男を弱々しい右手で押しのけようとするも、ぎっちり掴まれた腰は抜けられそうに無く、前後の運動が先ほどまでの時間を取り戻し始める。
「ん、だめ、なんで、すごいよ。キモチイイけど、だめなのぉ……」
「だって、理恵さん……すごい、けど、それに、まだ……満足してないんでしょ!」
 射精後の痛みのある陰茎で彼女を突く。何度も、力強く、奥を目指して……。
「ああん、いいよぉ……、けどやだー」
 快感の方が若干強いのか理恵は尻を突き上げる格好になっていく。紀夫はそれを了承と受け取り、ただひたすら、欲望のまま突き上げる。
「理恵さんのお尻、我慢できないよ。エッチだし、柔らかいし、形、いいし……」
 最近のもっぱらのオカズである理恵のお尻を揉みしごき、ひんやりとした汗で手を滑らせる。
「ん、くふう、やっぱり、紀夫も……男の子……んーん、男だね……」
「僕だって、したいとき、しちゃうさ……」
「んふ、怖いなあ……紀夫……」
 相変わらず右手は紀夫を拒もうとしているのか、なんども彼の腰、膝辺りを叩く。
「そうでしょ? だから……あぅ、理恵さんもぉ、これからは男を……、挑発しちゃだめだよ?」
「……うん。かも……」
 しおらしくなる理恵を前に紀夫は勢いをとどめず、腰に触れる手を払いのけ、行為に集中する。尻肉を揉みしごく。今度はしっかりとその柔らかさと適度な弾力を持つそれを味わい、快楽と興奮を強める。
「お、おね……がい……。やめ……て……ね? 紀夫……お願い……」
「理恵さん……、やっぱり……だめ?」
 裏返る声でも拒否されることで血の上っていた頭がいくらか冷静になる。腰の動きを止め、名残惜しげに理恵の背中に手を入れてさする。
「だって、君、ゴムしてないもん……」
「あ、そっか……」
 避妊の一言に冷静さを取り戻した紀夫は、思わず腰を止めてしまう。そのあまりにあからさまな態度に、理恵は「しょうがないなあ」という風にため息をつきつつ、くすりと笑う。
「これ使ってよってこと。わかるでしょ?」
 先ほどから差し出されていた手を取ると、そこには例の包みが一つ握られていた。
「うん!」
 紀夫は嬉々とした様子で頷くと、ようやく彼女から離れた。その姿は覚えたての自慰に耽るサルを連想させるが、幸いなことに深まった闇が隠してくれていた……。
「ああ、ううん……、はぁはぁ、ふぅ……」
 荒い呼吸を重ねる二人。ベンチに手をつき「フ」の字になる理恵に覆いかぶさるようになる紀夫は、彼女の制服を捲り上げ、うっすらとブラの痕が残る背中に自分の胸を押し付けていた。


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