「午後の人妻 童貞嫐りD」-5
亨は興味津々の面持ちで、
無遠慮に覗き込んでくる。
その爛々(らんらん)と光る眼差しに、
女の秘部が灼きつけられていくようだった。
彼は相変わらずヘアを指に巻いては引っ張り上げながら、それによって変形するクリットやクレバスを眺めて愉しんでいるようであった。
それが由子の羞恥を煽るのだった。
「ああん、やめて……
もう、やめて。
羞ずかしい……
羞ずかしいからやめて」
ヘアを引く亨の手に、自分の手を重ねながら訴えた。
何だか童貞少年に翻弄されているようで、目論見(もくろみ)ちがいの展開になってしまいそうである。
由子は何とか主導権を取り返さなくてはと思った。
「さあ、こんどは指で触って……
指で触って、私を気持ちよくさせてね。
まず、ラビアから触ってちょうだい」
「ラビア?
ラビアって、どれ?」
由子がラビアへの愛撫を促がすと、亨が聞き返してきた。
彼には女の肉体部位に関する知識は、ほとんどないようである。
彼女は股間に手を差し入れると、
2枚のラビアを指でビロビロと揺すってみせた。
そこに亨の手が伸びて、
2枚のラビアがヌラヌラとなすられ、
2本の指に挟まれてツツー、ツツーと滑るようにもされた。
女の秘部への直接のタッチは、それまでのうなじや乳房への愛撫とはちがって、身体にダイレクトにジンジンと響いてくる。
「はうっ……
それいいわ……
ああ、いい」
痺れるような快感が見舞い、由子の口からそんな喘ぎ声が洩れ出た。
その喘ぎ声に励まされるようにして、
亨の指遣いが速まっていった。
両手の指が動員されて、
2枚のラビアがヌラヌラとなすられ、
指に挟まれてツツー、ツツーと滑らされていくのだった。
それから2本の指がクレバスに押し入って、ヒダヒダが掻きまわされ、敏感なクリットが指で嬲られてもいった。
いずれも由子が指図して、触り方を教えたものだ。
クレバスに押し入った2本指は、
そのやわやわとした締めつけを愉しむようにしながら、
ヒダヒダを掻きまわしていく。
ジュースを溢れさせているクレバスから、
クチュ、クチュと湿った痴音が響いてくる。
「はうっ。
ああ、いい……
いいわ。
気持ちいい……
とってもいいわ。
ああ、いい」
由子は指で掻きまわされているヒダヒダから衝き上がってくる快感に、
大きく身をうねらせていた。