想-white&black-B-8
「もう少し優しく抱いてやろうとも思っていたが、お前の身体にちゃんと教えてやらなきゃならないからな」
楓さんは着ていたものを脱ぎ捨て、私に再び覆い被さってくる。
「や、やだ……っ」
恐怖で身体が震え、うまく言葉も出せずに涙を流しながら首を横に振ることしかできない。
そんな私を尻目に楓さんは私の膝の裏に手をかけると脚を開かせる。
「……悪いが俺はもう限界だ」
どこか切羽詰まったような、掠れ気味の声でそう呟くと熱い塊を押し付けてきた。
「いやあっ、楓さんやめてっ。お願いだから……」
「無理だ」
―――ぐぐっ……。
腰を押し進め、楔の先端が身体の中に入り込もうとしてくる。
「いやあああぁぁぁっ……、あっ……ああっ!!」
身体を中心から引き裂くような痛みが襲う。
狭く閉じる中を強引にこじ開けられているのだから。