「従属の午後」-4
「あぁっ!あんっ、あっ…はん…ぁん」
もう、舞は何も考えられなくなっていた。
「…そろそろかな」
淫らに喘ぐ舞の様子を見て、松崎は自身のジャージを下ろす。
そこには、太く、硬く立ち上がった松崎自身が舞の中に入るのを今か今かと待ちわびていた。
既に、自身の体液で濡れそぼったソレを松崎は、舞の秘裂にあてがう。
両手で、舞の足を広げると松崎はぐっと腰を落とした。
「うぅっ…。キツいな、別所のナカは」
充分に濡らしてあったせいか、舞の入り口は大して抵抗することなく松崎を迎え入れた。
しかし、奥へ進むに従って、舞のナカは松崎を締め付け行く手を阻もうとする。
絡め取るように自身を包み込む舞の胎内は松崎の余裕を奪い、急激に高みへと導いていく。
不完全に脱がされ、躯にまとわりついた服が、薄暗い体育倉庫の中で淫靡さと背徳感を増長させる。
「んんっ…せんせっ…あっ…やぁっ…もっ…っちゃ、う」
客でもない男にこんな形で犯されるのは嫌だった。それ以上に感じてしまう躯が恨めしかった。
「こんなにイヤラシい躯をして、別所はいけない子だな」
律動する松崎が舞を責める。
胎内で松崎の欲望が膨れ上がった気がした。
「清純そうな顔をして別所はずっとこうして欲しかったんだろう」
耳元で吐き出される松崎の荒い息が、舞を煽る。
「ちがっ…そんな…と…なっ…あっ…ん」
もう、答えすらまともに返せなかった。
「何が違うんだ?ほら、下の口はこんなに正直に俺のを咥え込んでいるぞ」
躯を打ちつけられる音と、クチュクチュと滑りを帯びた水音が舞の耳に届く。
それは、紛れもない情欲の証だった。
否定してもしきれない汚辱に舞は怯え、溺れてしまう。
「はぁっ…ぁん…ぅあっ、あん、あっ、あ…ふぁっ…」
胎内を抉られ、乳房を揉みしだかれ、舞はただ快感に喘ぐしか出来ない。
「別所っ…!」
松崎の声がやけに遠くで聞こえ、欲望が胎内に注がれる感触がした。
「あぁぁっ…!」
吐き出された白濁に最奥を刺激され、舞も躯を震わせる。それは、男の精を一滴も残さず搾り取ろうとするかのようであった。
「はぁっ、はぁっ…」
ズリュッと音を立てて松崎が舞から抜かれていった。
解放された舞が、しばらく荒い息を吐いていると、松崎によって手首の戒めが解かれていく。
「うぁっ…、えっ?」
これで悪夢のような補習が終わるかと思いきや、舞を抱き寄せた松崎は、そのまま舞の躯を反転させ俯せにさせた。