イヴの奇跡V-8
『ならどうして欲しいんだ?俺はこのまま止めても構わないが?』
止める気などサラサラないのに神崎はイヴに意地悪な質問をした。
窓からは通行人が忙しく歩くのが見える。
勿論、通行人は誰一人ビルの一室で二人がこんなことをしてるだなんて知るよしもないが…
『もっとッ…』
『ん?何て言った?』
耳元で笑う神崎。
そしてまた指を忍ばせゆっくりと突起した部分を擦る。
『っ…もっとっ…シて…圭でっ…私の中…満たしてっ!』
真っ赤に顔を染めて限界に近いイヴはおねだりする。
『よくできました。』
そう言うと神崎はズボンのチャックを開けて既にに大きくなっていた自らの物を取り出しイヴの秘所に当てた。
『けぇ…っ…おっきく…』
『イヴのせいだからな。』
少し恥ずかしそうに神崎は言うと体重をイヴにかける。
くちゅと音を立てて神崎の物はイヴの中へと進んで行く。
『アっ…っあ…圭っ…やぁああああああ…!!』
イヴの身体は窓ガラスに押し付つけられ、外から見えるものならなんとも卑猥な光景を映し出しているであろう。
『っ…キツいぞ…イヴ…』
“見られているかもしれない”そんな感覚がより一層イヴの興奮を煽っているのかイヴの中は神崎のものを締め付けて神崎は苦渋の声を吐いた。
『何もしなくてもイきそうだな…これは…』
そう言いながら苦しそうに神崎は身体を動かす。
『ひっ…うぁ…圭っ…無理っ…我慢出来ないよ…ぉ』
涙ながらにイヴは訴える。
『誰がイっていいって言った?まだ我慢して貰わないと…』
そう言って神崎は背後から右手を回しイヴの秘所に前方から触れる。
『両方っ…は…ダメぇ……っ!』
が、イヴのお願いは虚しくも神崎に届かず神崎は身体を動かしながら指で突起した部分を撫でだす。
『ァ…!アァっ…ダメ!やっぱりっ、我慢なんて……出来…ないよ…っっ』
自然に腰が快楽を求めるかのように動き、身体が熱を帯びて目の前がくらくらするのを感じるイヴ。
『俺は自分から腰を動かすよう教えた覚えはないんだがな?』
そう言ってイヴのお尻を自分の方へと突き出す形にさせる神崎。
『ん…だっ…てぇ〜』
吐息を漏らしながらイヴは神崎の促すままの姿勢を取る。
もう外は殆ど暗くて街のネオンや家の明かりだけがより輝いている。
と。
不意に少し離れたマンションの屋上にある看板のスポットライトの下にイヴは視線を移した。
スポットライトのお陰で見つけたその人物。
そこには、日中、イヴに声をかけてきたあの男がこちらを見ていたのだ。