今夜、七星で Tsubaki's Time <COUNT2>-5
「きつい、ね」
「あっ…!!」
指先を奥の方でかき回すようにして動かす。
長い指が、奥まで入ろうとしてきて。
「あっ…あぁっ…」
「椿さんのここ、指に吸いついてくる」
「そんなっ、あっ…」
かき回す音が、あたしの耳にも入ってくる。
どれだけ、ユースケ君の指を感じてるかも…この体で実感してる。
先輩とのことでヤケになって、…ただ、それだけだったのに。
「…そんな…に、優しくしないで」
いつの間にか、あたしの目から涙があふれてきてた。
先輩にこんなに優しくされたことなんてない。…だから、勘違いしそうになる。
ユースケ君にとって、「樹里に言う」なんてことは遊びであたしを抱くための口実なのに。
「だって、あたしヤケになっただけなのに…こんなに…」
ユースケ君はそうやって泣くあたしに何も言わずに、下着から手を抜く。
そして、あたしの脚から下着をはぎ取った。
「やっ…ユースケ君っ…あっ…」
あたしの脚を開いて、あたしが泣いたのなんか気にしてないみたいに。
太ももにキスをしたかと思うとあたしの大事な部分に舌を這わせた。
「だめっ…ユースケ君っ…」
ユースケ君があたしを感じさせる度に、シーツを掴む。
しつこく、あたしの中に、舌で割って入ってきて。
「そんなに広げて舐めないで…! 恥ずかしいっ…ああっ…あああっ!!」
体が激しく反り返って、あたしは達してしまった。
さっきまで先輩のことで泣いていたのに、そんなことを忘れてしまうくらい…この快感の波が押し寄せてきて。
「はっ…はぁ…ユースケ…君…」
ユースケ君が体を起こして、あたしを見つめる。
その目は、すごくいやらしくて。
…こんな気持ちになったのは初めてかもしれない。ユースケ君の目を見て、すごく…欲しくなってしまったなんて―――
そんなあたしの気持ちを察したのか、ユースケ君はジーンズと下着を同時に脱ぐ。
ユースケ君のそれに、動揺してしまって思わず目をそらしてしまったけど。
「椿さん…舐めて」
「えっ…」
…つまり、目をそらしたのに、直視しなきゃいけない状況。
ゆっくりと起きあがって、脚を広げて座っているユースケ君に近づく。
あたしは恐る恐る手を伸ばして、ユースケ君のそれに触った。
軽く握ると、熱が伝わってきて。