冷たい指・女教師小泉怜香 @-4
『……あぁ…私…電車の中で…なんて格好をしてるの……』
誰かに気付かれるかもしれないと思うだけで熱い淫蜜が次々と溢れ出し、太腿の内側を濡らしてしまう。
もはや抵抗する気力は失せていた。
「……あんた…マジで好きモンだな……」
男の太い指が濡れた花弁を乱暴に掻き分けて中にメリメリと侵入してきた。
不快感と痛みに思わず顔が歪む。
『……イ…イヤ…イヤァ……』
思いとは裏腹に男の指を受け入れ、締め付ける私の内部。
男の指がせわしなく上下に動きはじめた。
「……すげぇ濡れてんじゃん……」
耳元で囁かれながらぐちゃぐちゃと闇雲に中を掻き回される。
愛情のカケラもないその身勝手な行為に、身体の奥からはまた新たな淫蜜が溢れだしてきていた。
「……もう…我慢できねぇよ……」
男は剛直した己のペ○スを取り出して私の股間に擦りつけてきた。
「……ああっ……」
大量に溢れ出た淫液が男の欲望にねっとりと絡みつき、その肉塊はローションを塗りたくったようなぬるぬるとした凶器に変化する。
「……ハァ…ハァ…なぁ……あんたも挿れて欲しいんだろ……」
男はいつも以上に興奮した口ぶりで、私のお尻にそれを強く擦りつけてきた。
今日こそは本当に挿入されてしまうかもしれない……。
いや……実はそれこそが私の本当に望んでいることなのではないだろうか……。
恐怖と不安の中に微かな期待感を抱いている自分を否定できない。
お尻の割れ目にぬるりぬるりと滑り込む痴漢男の男根。
その生温かい刺激をうけて、私の身体は悲鳴をあげていた。
……もうどうなってもいい……この塊に身体を掻き回されたい………。
「……ヤろうぜ……」
男は、無防備な私の腰をぐいと自分の方へ引き寄せた。
『……犯される……』
そう思ったその時―――。
「――やめてくんねぇかな」
すぐそばで低い声がして私は我に帰った。
声のしたほうを振り返った途端、私の身体は一瞬にして凍りついた。
私たちのすぐそばに立っていたのは、肌が透き通るように白い、人形のように整った顔の青年だった。
そして、彼が身につけているのは――――間違いなくうちの高校の制服。