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軟禁五日目―性欲、倒錯、異常な愛情
【ファンタジー 官能小説】

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軟禁五日目―性欲、倒錯、異常な愛情-5

「ああ、拳は勿論皆顔に入れる。だから、この遊びが終わった頃にはもう顔中痣だらけだな。膨れ上がって、まるで化け物だ」
そうして肩を竦め、デミアンはリーナスの秘所を指で抉った。
「……んぅッ!」
「俺は残りの爪も剥いでやる。その叫び声といったら、本当に化け物だよ。だから化け物退治と称して、火で焼いてやろうとした」
くちゅくちゅと掻き回し、指を引き抜く。
濡れた二本の指を、屹立した陰核に押しつけた。
「い――やッ……あッ!」
「実際には焼かなかったがな。肩と胸に焼印を入れただけだ。エス・ドミィがな、言うんだよ。顔の分からない相手とはヤりたくないんだと」
興奮しているのか、言うデミアンの声は上ずっていた。
リーナスは快楽に抗いながら、終始デミアンの言葉に怖気を感じていた。
「エス・ドミィは笑っていたよ。突っ込まれて、絶望に打ちひしがれるキリル・カレルの顔を見てな」
ぞっと――デミアンが笑う。
にやりと、その端正な面がいやらしく。
「ああ、忘れていた」
思い出したように、デミアンが言う。
楽しげな、それでいて感情のないような掴めない声で。
「それで、エス・ドミィが満足したところで、俺がとどめを刺してやった。こう見えても慈悲深いんでな。絶望のうちにすぐに殺してやったよ」
そして残酷無慈悲なその男は、リーナスの陰核を捻った。
「――ッ!!」
空いた手でリーナスの首に掛けられた十字架をなぞり、デミアンは低い声で笑った。
「そうして今度こそ、その身体を焼いてやった」

――何とおぞましいのだ。
悪魔なんて生半可なものではない。どす黒く濁った悪の塊だ。
軽く達してぼんやりとした頭で、リーナスは思った。
愕然と、悪魔よりも残酷な男を、リーナスは見つめていた。
男はリーナスの両足を割って、己のものを彼女の秘所にあてがう。
「い……やだ……」
リーナスは小さく首を振った。
今にも泣き出しそうな声で、顔で、リーナスは首を横に振った。
「嫌だ……ッ! 嫌……ああッ!」
それでも、そんな抵抗などは無きに等しい。嗜虐的に笑うこの男を喜ばせるだけだ。
「そうだ、抗ってみろ」
リーナスのうなじに指を這わせ、口づけを落とす。
そしてデミアンは一気にリーナスの中へ、自分のものを押し進めた。
「ッ……あッ……!」
熱いものが自分の中を掻き乱していく。
「あ、ああ……あうッ」
膣内を押し広げて進み行くそれに、思わず艶めかしい声が口を衝いて出た。
「ひッ、やッ……ああッ! 」
ぐちゅぐちゅと体液が濡れた音を立てる。
「んッ、あんッ……や……」
艶めいた嬌声を放つリーナスに、男は満足げに息をつく。
「く……絡みついてくる」
「あッ、あッ、あッ!」
小刻みに奥を突く猛りがリーナスを、絡みつく肉壁がデミアンを絶頂へと押しやる。
「や、あッ……そん、な……!」
「いいぞ……!」
「あ、あッ……あああああ――!」
一際高く艶めかしく、リーナスは声を上げた。
「はあッ……はあッ……」
とてつもない、快感だった。未だにそこが痙攣しているのが分かる。
リーナスは眼の端に薄っすらと涙を浮かべ、荒い息を吐いた。
そして視線だけを、既に支度を整えたデミアンに向ける。
デミアンはリーナスを一瞥し、その口の端を少しだけ持ち上げた。
いつの間に外れてしまったのだろう、細い鎖のリーナスの十字架を、デミアンが踏みつけていた。
「何もかも忘れてしまった方が、楽になる」
そして冷たい瞳で自分を見下ろし去って行くデミアンを、リーナスは息を荒げたまま、虚ろな瞳で見つめていた。


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