「血染めの雪」-2
「あの方は、直ぐには触れてはくれないでしょう?焦らして焦らして、もう我慢できないと言うときになって、ギュウッと突起を絞り上げるのではないですか?ほら、こんな風に」
敏感なそこを強く刺激され、辛うじて叫び声をあげるのを堪えた舞だが、既に躯はしっとりと湿り気を帯びていた。
九木の言葉を聞きながら、楼主との過去の交わりを思い出すと、舞の下腹部は蜜を滴らす。
「私も、舞さんくらいの頃は、楼主様に抱いていただいていたのですよ」
九木の告白に、舞は驚いて顔を上げる。
「ふふっ。驚きましたか?この街では男色はさほど珍しいものではありませんよ」
九木の手はゆっくりと舞の肌を滑り降りていく。
わざと、重要な場所は避け、太股に回ると、そちらもスベスベと撫で回す。
その動きに、舞は焦らされ、躯の中心が疼いているのを感じていた。
「んはぁっ」
ついに、堪えきれずに溜息がこぼれ落ちる。
「舞さん、どうしました?昔話は退屈でしたか?」
揶揄するように九木に言われ、舞は首を横に振る。
しかし、溢れだした舞の蜜は太股を濡らし九木の手を汚す。
「おや?コレは何ですか?これから着替えだというのにこんなに漏らして。いけませんねぇ。悪い子です」
秘部に辿り着いた九木の手が、クチュっと水音を立てるのが舞の耳にハッキリと届いた。
「本当に世話の焼ける方ですねぇ。舞さんには少しお仕置きが必要のようです」
クチュクチュと秘所を弄ばれてポゥッとなっていた舞は、その言葉にハッとなった。
「その前に、濡れたココを綺麗にしなくてはなりませんね」
舞を抱え込むようにして腰を下ろすと、九木は落ちていた腰紐で舞を縛り上げる。
そして、舞の足をぐっと広げると奥に顔を近づける。
「あぁッ!」
舞の秘所がペロリと舐められ声が上がる。
「楼主様にもこうやって唇を這わせていただけましたか?」
舞は首を横に振る。
「それとも、こんな風に指を射れ込んで貰ったのですか?」
舞は答えることが出来ない。
「困りましたねぇ。きちんと返事も出来ないようでは、お客様にも失礼に当たりますよ。それに、掃除をしようとしているのに、どうして余計に汚すようなことをするんでしょうねぇ」
中に埋め込まれた指を曲げられ、その刺激に舞の躯は跳ね上がる。