偽り-7
3日前。
「はあ…あ、ああ…」
ベッドで絡まる宣親と理名。
すでに理名の秘裂からは愛液が滴り、それを宣親の舌がすくい取るように愛撫する。
「……ねえ、そろそろ…」
理名の哀願に、宣親は身を起こしてベッドサイドに手を伸ばす。
「ま、待って…」
「……?」
「今日は大丈夫だから…」
宣親は困惑した。──広親は、安全日と聞いて生でやってたのか?─と…。
「…ねえ…」
宣親は、考える間も与えられずに理名の膣内に入った。
「うっ…ああ!…んッ!…」
身悶える理名の肢体。宣親は興奮から、ひと突き毎に揺れる豊かな乳房を鷲掴みする。
「はッ!…ん!うん!…」
耳元で奏でる理名の喘ぎ声が、一層の昂りを宣親にもたらした。
グラインドがの激しさが、さらに増していく。
「あッ!あああッ!…い、いくぅ…」
しなやかな脚が宣親に組み付いた。理名は身を反らせて昇りつめていく。
「くッ!…理名…」
自らもガマン出来なくなった宣親は、理名の膣内から引き抜こうとした。が、理名は宣親を離そうとしない。
「…あんッ!…だ、大丈夫…膣内に…膣内にちょうだい…」
悩ましげな表情で求める理名。その顔を面あたりにし、宣親はすべての理性を失った。
「素晴らしい女性ですよ。セックスで受け入れたあなたの精液を、証拠物件として我々に提出してくれたんですからね。
そして、時を同じくして広親さんが発見された」
「それじゃあ…理名は…?」
永峰は冷笑を湛えて頷いた。
「彼女が私達の元を訪れたのは3週間も前なんですよ」
「そんな以前から…」
宣親は思わずうなだれた。
「彼女は最初、──同じ顔をした別人が、恋人のアパートに住んでいる──と、言って来たんです。我々は意味が分からなかった。
ところが、時を同じくしてあなたの実家から捜索願いが出された。理名さんから渡された写真と両親から提出された写真を見て、我々はこの二つが繋がっていると考えたわけです」
「彼女は、別人と分かって私に抱かれてたんですか!」
宣親は驚きの顔で永峰を見た。