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僕らの関係 プロローグ きっかけ
【学園物 官能小説】

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僕らの関係 学園祭-4

「里奈ちゃん、可愛いから……」

「んー! やっぱりそうなのね! もう幸太ちゃんなんてこうして、こうして! あーもう、はむぅ……!」

「うぅ!」

 激昂した彼女は指で二度弾いた後、亀頭を思い切り咥える。

「こうははん、いなはほんなほほひないんらから……、わらひらけあ、こうははんを……あから、わらひだけのこうははんれいれ……」

 口に陰茎を含んだ状態で喋る彼女は何を言っているのかわからない。それでも熱心に彼の股間を前後するその行為は丹念で、舌はねっとりとした唾液が絡み、彼女の性格らしいしつこい責苦を繰り返す。
「ん、ああ……すごいよ……、由香ちゃん……イイッ!」

 昨日の彼女は咥える様を見られたくないと嘯いていた。だが、嫉妬に煽られた彼女は恥じも外聞もなく、とにかく彼の中での自分を確立するのに必死だ。

「ろうなの? いいれひょ? ねえ、おひえれ、こうははひゃんのなかのいひばんはだれかって……」

「そんなの……由香ちゃんに決まってる……よ……だって、そうなんだもん」

 情欲に飲まれた彼の言葉を真に受けたのか、熱の籠もった半眼を向け熱心に舌先を動かす。頬肉に押し付けられ、雁首をなぞられる。鈴口をほじられるとジュンとした我慢汁が絞り出され、じゅずずと音を立てて吸われる。

「由香ちゃん、も、僕……でる……由香ちゃん、イク!」

 教室であることが彼の声を殺させる。本当は甲高い声で絶頂を宣言したいのだが、周りの誰かに気付かれては、いけない遊びも出来なくなる。

「いいよ、だひて……そのまま、わらひのくひに……んぐ……んぐ、ん、えっほ……あはぁ……」

 遠慮なく吐き出される大量の精を口で受け止める由香。
 自分を飲み込まれていく錯覚に陥る幸太だが、彼女にならそうされたいと願う。

 しばらく射精の余韻に浸る幸太だが、下半身の疼きが納まると同時に冷静さを取り戻していく。ひとまず身体を離し、ポケットからティッシュを取り出し、彼女に差し出す。由香はどろりと精を吐き出し、その量を見せ付けてくる。

「ん……やだぁ……幸太ちゃんのエッチなミルク……こんなに出ちゃって」

「ゴメン……由香ちゃんがあんまり上手で、つい一杯出しちゃった……」

 悪びれる様子もなく謝る幸太の先端は、まだチョロリと我慢汁が滲む。由香がそれをハンカチで丁寧にふき取り、後始末をしてくれた。
 まだ敏感らしい亀頭はシルクの滑らかな肌触りで弄られる度にビクビク動き、その鎌首もまだできると主張している。

「元気だね……。他の子と浮気しちゃいそうでやだな。もう少し抜いていい?」

「うん、いいよ」

 そういって二度目を始めようとする二人だが、廊下をぱたぱたと走る音に慌てふためく。しかもその足音はこっちに向かってきているらしく、だんだん大きくなる。
 二人は大急ぎで後始末を始め、匂いを消す為に窓を全開にする。すると吹き込む風がせっかく整理した紙を飛ばしてしまう。


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