崩壊〜結末〜-7
「…ハァ…待って…」
凉子は、そう言うと身を起こして仁志をソファに倒した。
「…自分ばっかり…私にも、やらせて…」
凉子が覆いかぶさった。口唇が仁志の身体を這い回る。首筋に吸い付き、胸元を舐めあげた。
「…ここ…熱くなってる…」
右手は、パンツ越しにペ〇スを掴んでいる。
「脱がすわよ…」
最後の1枚が取り除かれた。跳ねるように剛直が現れた。
強烈な興奮に、すでに先汁を溢れさせている。
「…今度は私が…」
凉子が身を屈めた。下腹部に彼女の髪が触れた。その次の瞬間、温かなものがペ〇スを包み込んだ。
「はッ!…あッ!…うッ!」
上下する凉子の身体。舌と唾液が自らのモノに絡みつく。仁志は、初めて受ける気持ち良さにソファを掴んで耐える。
「あッ!…り、凉子さん…もうッ!…はああッ!」
「…ンッ!…ん」
舌による愛撫に、仁志は堪えられずに射精してしまった。
電気が流れたような快感と脱力感が身体を包み込む。
凉子の口内に熱い塊が飛び込んで来た。暴れるペ〇スを咥えたまま、彼女はすべてを受け止めた。
「…そのまま…大丈夫よ…」
再び舌による愛撫がペ〇スに施される。若い身体はすぐに反応して剛直を取り戻す。
凉子が仁志の身体を跨いだ。火照った花弁からは、とろとろと愛液が伝い落ちる。
仁志が下から凉子を見上げる。美しさと愛しさに、手を伸ばして身体を撫で回す。
「凉子さん…」
不安気な表情を見せる仁志に、凉子は優しく微笑むと口唇を重ねた。
「…私に任せて…」
凉子の手がペ〇スを握った。ゆっくりと身体を沈ませる。
「…ふ…ん…」
花弁が押し広げられていく。
「ああッ!…凉子さんッ!」
熱く絖った肉壁の感触に仁志は打ち奮えた。一方の凉子も、硬い肉塊に突き上げられて激しく乱れる。
それは、2人が親子の関係を捨てた瞬間だった。
数度に渡る情交を重ねた2人。 バスルームへ向かうと、互いに滲み出た汗を流す。
幾度もの絶頂に昇りつめた身体は、洗い清められて気だるささえ感じられる。
「これを着なさい」
凉子が、仁志に差し出したのは彼の服だった。