投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

Summer〜君がくれたもの〜
【青春 恋愛小説】

Summer〜君がくれたもの〜の最初へ Summer〜君がくれたもの〜 2 Summer〜君がくれたもの〜 4 Summer〜君がくれたもの〜の最後へ

Summer〜君がくれたもの〜[飛鳥編]-2

亜季「だって、今日の顧問の目がエロいんだもん」

悠木「そんな理由でサボるんかい・・・」

亜季「涼みにきてるあんたに言われたくないって」

悠木「俺は別に部活ねぇもん。練習室だって先輩入ってるし」

亜季「部活がなくたって、用事はあるでしょ?」

悠木「は?」

亜季「聞いたよ。終業式前後で三人も泣かせたんでしょ?モテる男はつらいね」

悠木「こっちから告ってもフラれてるけどな」

 笑ってる彼女には、そんな浮いた噂が全くない。こんな可愛い子に男が付かないはずもないんだが。全員失敗に終わっている(俺は告らなくて良かった)。

亜季「ルックスはOKなのに、なんでだろうね」

 こういう表情には、いまでもドキっとさせられる。今思えば、こいつとこんなタイマンで話せる男って俺くらいかも、と、優越感に浸ってしまったりする。

悠木「素行が悪いからな・・・。口も悪いし」

亜季「本当はいい奴なのにねぇ」

悠木「・・・。それが本心であるように願うよ」

亜季「考えておくよ♪」

 そんなことをいってるうちに、練習室から先輩達が出てきた。一通り挨拶を交わして、先輩達は部屋を出ていく。カラオケにいくっぽい。

悠木「空いたな・・・・」

亜季「入るの?」

悠木「一人で入ってもしかたないだろ?」

亜季「手伝ってあげようか?」

悠木「そうだな。たまにはやっておかないと鈍るかもな」

 言って少し後悔した。周りの視線が痛い。まぁ、男女二人で入るのだから、変な想像されてもしかたないのだが・・・


Summer〜君がくれたもの〜の最初へ Summer〜君がくれたもの〜 2 Summer〜君がくれたもの〜 4 Summer〜君がくれたもの〜の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前