『あたしのビョーキ』-11
「んや、ちょっと、変な恰好させないで、恥ずかしいよ」
片足一本で立つ彼女は股間を大きく開いた恰好になる。もしジャージを着ていなかったら、大切な部分がぱっくり見れたかも。そう思うと、先ほどめんどくさがった自分が恨めしい。
芳江のアソコはどうなんだろう。きっとあたしのとそんなにかわらないグロテスクなものだろうけど、必死になってあたしの肩にしがみ付く彼女を見ていると、どうしても可憐な花びらを想像してしまう。
「んあ、やあ、恵。いいのお……あらひ、すごいきもひいいの……おかひくなるうー!」
舌足らずな口調からは、先ほどまでの狡猾な姿が想像できない。あたしをあそこまで苦しませておいて、今度はよがり狂わせてもらおうなんて虫がよすぎじゃない?
「恵のバカ……そんなにされたら、あたひ、すぐいっちゃうよ……お願いもっと恵のこと感じさせてよ……」
この子は本当にズルイ。だって、こんなに瞳うるませちゃってさ、こんなにアソコ濡らしちゃってさ、上も下もはしたなくしておいて、今更恥ずかしがるの?
あたしは彼女のうなじに唾液たっぷり含ませた舌を這わせる。
まるでナメクジが辿ったようなきらきらした跡を残しながら、彼女の口元を目指す。
芳江はすごく嫌そうに首を振るけど、わざとらしくツメを噛んでよがる。
「やん、もう許して……だって、これじゃあ、あたし、飛んじゃうよ」
「だめだめ、あたしのこと誘ったんだからさ。覚悟しなよ? これでも西川内じゃ女殺しで通ってんだからさ」
通ってるといっても、後輩から慕われている程度だけどね。
「あ、ダメ、やなの……私のペース、乱されちゃう……あ、い、いきそ。お願い、も、もっと欲しい……」
やめてほしいの? いきたいの? ホント芳江はわがままだ。
中指と人差し指を別々に動かす。彼女の愛液で洪水になった膣内部はトロトロで、指に愛らしく吸い付き、触るのがとても楽しい。
さあ、見せてよ、芳江。貴方がイクところ。どういう風なの? やっぱりイクって叫ぶ? それとも恥ずかしがるタイプ?
受け子のことだからイク時は身体丸めて自分を抱きしめるんでしょ? ナルシストな子ってそういうの多いらしいけど。
「小うるさい口は塞いじゃうよ」
唇をむりやりおしつけると、今度は彼女から入れてくれた。ざらざらしてて、滑らかで、ちょっぴり苦い彼女の舌。絡んで溶け合っていく。このまま一つに……なれないんだよね……。
「んやぁ……も、もうだめ、イク……。恵、恵……」
「いいよ、あたしがしっかり見ててあげるから。存分にイキなよ。ね?」
震える彼女の手をきゅっと握ってあげる。そしたらちょっとだけ微笑んでくれた。
でもすぐにくしゃくしゃなエロ顔になって、腕にツメを立ててくる。
「ん、ぬぁ。ふわぁ……は、は、あはあ! んくう!」
芳江はあたしの谷間に顔を埋めると、くぐもった声を出しながら暴れる。
本当は直に聞きたいんだけど、外に漏れても困るし、しゃーない、少しだけ甘えなよ。