想いの丈、いつまでもA-4
「…本当なの? あたし全然知らなかった」
「だろうね。 ちなみに昨日は家に告白に女の子が来て断って送ってた」
「あたし……ごめんなさい」
「俺がお前のこと好きじゃないなんて有り得ない」
「……うん………」
「愛してる」
嬉し過ぎてもう言葉なんて出ない。
竜也がこんなこと言ってくれるなんて。
「あたしも好き……」
「ありがとう。好きになってくれて」
玲奈にお礼のメールをいれて、手を繋いで家に帰った。
これからどうなるかもわからない。けど、今この時を大切にしていきたい。
永遠なんて戯れ事かもしれない。それでもあたしは今竜也が好き。
「はよ」
「おはよ♪」
「行こっか」
「うん!!」
今日も2人で学校へ行く。
恋人として。