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光と影
【ファンタジー 恋愛小説】

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光と影 act.4-2

あぁ…本当にイライラするな。


……自分に。


素直になることを知らない自分に。


昼になるとよく話し掛けてくるようになったけどほとんど聞く耳もたず。


ルナのことばかり話すから。


他の子と仲良くしてればいいのに…


そんなこと言うとあいつは決まって


―そんなに他の奴と仲良くしてほしいならしてやってもいいが、夜は輝きを失うぞ ウヒヒヒ



うぜぇ 本当に。 脅しかよ…


「バカ、ダイ」


―バカとはなんだ!バカとは。
俺様は偉いんだぞ! 何年存在していると思っている! クソガキ!!!


「…てめぇなんか嫌いだ」


―ふん、俺様も嫌いだよ。
安心しろ。 死ぬまで嫌ってやるよ。


「死ぬまでか…… 有り難きお言葉」


―ってお前寝ろや。 寝てねぇだろ。


「気ぃ使ってんじゃねーよ!恩義せがましい」



………ふわぁあ……すぅすぅ





―早っ!!
ガキが無理すんなよ。ちゃんと見ててやるから。 しっかり甘えてろ。

可愛い寝顔…そんな趣味ねぇけど。

風邪引かれて落ち込まれると困るから、暖かくしてやっとくよ。

……死ぬまでとか言って悪い…





「続いて天気予報です。今日は昼から日差しがなくなり冷え込むと思われていましたが、まるで春のような暖かさで周囲を包んでいます。」


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