憧れの姉さま!〜ねいさんとの朝〜-4
「欲張りでごめんなさい」
やっとそれだけ言ったら「もう女の格好やめようかな」と困り顔で笑いかけられた。
それを聞いて、前のデートでねいさんが買ったブーツやボアのジャケット姿がサーッとよぎった。
似合って、た、のにな
いざ、もう見れないと思うとちょっと、いやかなり…ショックだった。
「……そんなの…、や、あ…、残念、です」
思わず呟くとぎゅーっと抱きしめられて、何がなんだかわからないけど……ぺらんぺらんの胸に、ねいさんは男なんだなって、改めて思った。
私の胸はへにゃんって押し潰されちゃうのに
………って!
「ねいさん!パンツ!服!胸が!私の!!」
「え〜…着ちゃうのお。ざーんねぇーん〜」
「残念じゃないです!」
可愛くおどけながら、残念とか言うこの人は、……間違いなくオトコのヒト。
「もうちょっと寝よ?ほら、何もしないから戻っといで」
私を満たしてくれる愛しい人。
そんな好きな人との朝は、笑って泣いて……きもちよくて、誘惑が多すぎて忙しい。