憧れの姉さま!〜ねいさんとの朝〜-2
くるまったシーツの中でさわさわと動き回るねいさ…じゃない。知嘉さんの手は、私でさえ知らないスイッチをどんどん押していく。
背中の素肌の上を爪が背筋を確かめるようにスーッと撫でられるのはくすぐったい。
……はずなのに
「待っ、ふふっ、ぁ…ん」
でも少しずつ……くすぐったいだけじゃ、――なくなってくる。
舐めてるみたいに這う手つきが腰をたどれば、その辺りがそわそわして動きそうになる。
「ふふふっ。やっらしぃー声しちゃってぇ」
と、知嘉さんの熱い唇が何度もくりかえし耳を食み、滑るようにうなじをなぞる。
時折漏れる吐息が、熱くしっとりしていて……
「ち、ひ…ろさん」
ドキドキする
男の人だって思い知る度ドキドキする
知嘉さんの触れるとこ全部に敏感になる。
恥ずかしい声が溢れて止まらない。
逃れようとシーツを抜け出したせいでむき出しの胸も容赦なくふにゃふにゃに揉まれ、先端をくりくり摘ままれてはピンッと弾かれれば……
もうどこを触られたってきもちよくて困る。
「ひゃ!…ぁ、んあ、ちひ、よ!ひゃんっ!ごめっ…なさ、もぉむっ、りぃ……ふぁ、ん!」
胸を撫でる手は優しいのに、反対を吸う唇は痛いの寸前でピリピリ電気がはしってるみたい。
敏感な秘めた場所は、くすぐるように撫でられれば、蜜を出しながら綻んでヒクヒク痙攣してるのが自分でもわかってしまう。
耳を熱い舌で舐めあげられて
掠めるように一度だけ
一番敏感なとこをつつかれた瞬間
「ひぃ、や、あっ!ぁん、んん〜〜〜〜っ!!」
自分の体じゃないみたい
スイッチ連打でクリティカルヒット決められて、あっというまあっけなく私はてっぺんまで連れてかれた。
頭まっ白…
体もふわふわ…
「へー、イッたんだ。ひさチャンやらしー………まぁ好きだけどね、俺。そういうやっらしー子」
ひ、ひどい……
「ふっ、ふぇ〜〜っ」
すっかりドSモードになった知嘉さんは、泣きじゃくった私に慌ててモード切り替えをすばやくしてきた。
「ちょっ!やあん…泣かないでぇ、ひさちゃーん!ごめんね〜…」
ねいさんモード。
私の憧れた、カッコいいのに可愛すぎる、お姉さんモード。
ピリっとしたクールそうな美人が、可愛く話しかけてくれたときからずっと好きで、憧れのお姉さん。
………ホントはオトコのヒトだったけど。