振り向けお前っ!10話〜デート、告白、夏の夜の海・・・-1
2日目の朝がやってきた。
起きた場所は、いつもの記憶と違い、少し変に感じた。
「・・・・あぁ、そうか旅行中だ。」
そして悠太はボンヤリとそう呟いた。
「んっ・・・・あ、悠太おはよう。」
「あ、ごめん起こした?」
阿佐美がポヤーっとした顔をして起きた。
「あ、ううん、平気。」
「それならいいけど。」
その時、朝の始めてみる阿佐美は少しだけ可愛いとか思ってしまった。
「何?」
ジーっとみていたため、阿佐美に変な目でみられた。
「あ、いや何でもない。」
「あ、悠太外でてくれる?」
一瞬理解に困ったが服装をみて、分かった、パジャマなのだ。
「あ、うん。」
外に出て扉の目の前で突っ立っててもしょうがないのでリビングのところの椅子に座っていた。
「と言うか、あいつ風呂から帰ったときパジャマだったか・・?」
変な疑問を抱いて・・
「・・・・ま、いっか」
そこでそんな事を考えていると。
ドアの開く音がした。
音の方を見ると。
愛華が出てきた。
「あ、おはよう。北条さん」
「おはようございます。神木君」
そして、悠太が少し難しい顔をして、黙る
「・・・・・・・」
「あの、どうかしました?」
「あ、いや、そろそろさ、北条さんって呼び方に抵抗が出てきた。」
「あら、奇遇ですねその呼ばれ方、私も抵抗あったんですよ。」
そしてまた考え込む
「んー・・・かといって愛華って呼び捨てにするのも、なんかなぁ。」
「私はいいですけど。」
「慣れない。」
「フフ、そうですか。」