振り向けお前っ!10話〜デート、告白、夏の夜の海・・・-7
「でも、愛華さんばっかり動かせるのも悪いと思いますけど・・・。」
さりげなく、名前で呼ばれたことに愛華がちょっと嬉しさを覚えた。
「僕もそう思う。」
「ふふ、私はいいですけど。」
とそこに、今まで篭ってた幸宏が出てくる。
「ぉ、皆お昼まだかい?」
「ええ。そうですよ。」
「じゃあ、僕が作ってあげるよ。」
ということで幸宏が作る事になった。
その頃、悠太達は。
「ふぅ、食べた食べた。」
「たまには外で食べるのもいいわね。」
「今頃輝たちは、幸兄の料理でも食べてんだろうなぁ。」
「まぁ、幸のに比べると味は落ちるわね。」
「さて、後どうする?帰っても暇だろうし。」
「そうねぇ、でも荷物がいっぱいあるし、一回帰りましょうか。」
「ん?・・・一回帰るって事はまたどっか行くのか?」
「え、あ、うん別に疲れたなら私一人で行くから着いて来なくてもいいわよ・・・・・。」
そう言う阿佐美はどこか寂しげに見えた。
なので
「ん、いいや着いていく。」
と言った。
しばらく、休んだ後、帰路に着く
帰り途中に
「なぁ、阿佐美。」
「何?」
「さっき、食品コーナーで何買ってたんだ?」
「晩御飯。」
「ふーん。」
一つ気になることが解けてスッキリした悠太だった。
そして、しばらく歩いて
「ただいま。」
別荘に着いた。