振り向けお前っ!10話〜デート、告白、夏の夜の海・・・-2
結局、いい考えも思いつかず
「愛華でなるべく早く慣れるよう努力する。」
「期待してます。」
「あ、そういえば何かするんだったらごめん、呼び止めたかな?」
「あ、いえ、朝食の支度をと思い。」
「一人で7人分は大変でしょ?手伝うよ。」
「いえ、簡単なものですから。」
何作るのかと思った。
するとおもむろに昨日買ってきた食材などのなかから、食パンを取り出す。
そして、トースターに差し込んでおく
「なるほど、簡単だ。」
「フフ、でしょ、後は、軽く炒め物を少しくらいで。」
そして愛華はキッチンへ向かって行く
「炒め物?」
家の中は広いが作りは普通の家とあんまり変わりがないためキッチンとリビングでも身近に話が出来る。
「ええ、まぁ、目玉焼きとか、そんなものですよ。」
「ほ・・愛華は、料理得意なほう?」
「得意と言うよりは人並みくらいですかね。」
フライパンを用意して、温め始める
悠太はずっと座ってるのも、退屈なので愛華の近くまで行ってみることにした。
「えっと、卵は・・・」
と、愛華が振り向くと悠太が目の前にいた。
「ひゃあ!」
「ああ、ごめん退屈だから、見に来た。びっくりした?」
「ええ、少し、目の前に居るものですから。」
「やっぱり、暇だから何か手伝うよ、といっても、ほとんど終わってそうだけど。」
「気を使わなくていいのに。」
そう言っておもむろに悠太がひょいと手を出してきた、その上には・・
「あ、それ。」
卵があった。
「探してたみたいだから。」
軽く微笑んで答える。
「あ、ありがとうございます。」
「どういたしまして、後他に何かある?」
そう言われて愛華は少し考え。
「じゃあ、今出来た物とトーストをテーブルの方に持って行ってください。」
「おっけー。」
と答えて、さっと、持って行く。