未完成恋愛シンドローム - 目覚め --23
―いやらしい格好。
なにも入っていない浴槽の壁に上半身を預け、膝立ちで尻を突き出した格好。
見たくないと思いながらも後ろを向いてしまうのは、オレも望んでいるからなのか―
「・・・・」
なにも言わず、コタローがボクサーに手をかける。
―ぅわ・・・・。
布越しに見ただけで、ガチガチに勃起してると判るち○ちんが、段々と下着がずり落ろされていくに従い、姿を見せる。
「・・・・」
改めてまじまじと見ると、とんでもない形をしてるなと思う。
オレのよりも一回り以上大きいクセにエラの部分に皮を被っているそれは、先っぽから滲み出している大量の粘液で、違うもののように光っている。
―・・大丈夫かな?
無理矢理突っ込まれ、血も流したことを思いだして不安になってくる。
「―ひっ」
未だにジンジンとした疼きを持った穴に、ち○ちんを押し付けられた瞬間、なにか言いようのない感覚が背筋に走った。
まだ押し込まれた訳じゃない。
のにも関わらず、入り口だけでコタローのち○ちんがガチガチに固く、熱くなってるのが判る。
―ていうか・・・こんな熱くなるもんなん・・・?
半分は呆れながらも、コタローがオレに対してそうなっていると思うと、妙なザワザワした気分が湧いてくる。
「行くで」
「んぐ」
コタローの声とほぼ同時に、熱を持った物体が、尻を割って挿入ってくる。
「んふ・・・」
「くぁ・・あ・・・ああっ」
ゆっくりゆっくりと挿入ってくる。
だらしなく開かれた口唇からは、まるで肺の中の空気全てが押し出されているようにすら感じる。
―ぷぢゅんっ
「んがっ」
一番太い部分が通ったのか、軽い破裂音が聞こえると、少しだけ楽になった。
「ちょっ・・・コタロー・・」
「ん?」
切れた息を整えながら視線を後ろに移し、声を上げる。
「まだ・・・動かない、で―・・っああ!!!」
―ぐぢゅぶっ
オレの訴えの最中、コタローのち○ちんが根元まで突き込まれる。
「あ・・・か・・」
「あ、ごめん」
全身が震える。
開けたままの口唇の端からは涎が垂れてる。
身体が、言うことを聞かない。
「で、なんか言った?」
今になって動きを止め、意地悪く聞いてくるコタロー。
「・・おま、―んぐっ!」
なにか言おうとした瞬間、開いたままの口にコタローの指が突っ込まれる。
「はひす―」
―じゅぶ、ぐぢゅぐぢゅぐぢゅ・・!
「んー!!!!」
抗議の声を上げる前に、コタローが、凄い勢いで、腰を―
「どしたん?」
2本の指で、オレの口の中を散々かき混ぜながら、コタローが言う。
「ほ、はぇ・・」
「ん?」
―ぐぢゅん
「んくぁ―」
入り口がエラでギチギチに拡げられる程に引き抜かれていたち○ちんが、なんの予告もなく一番奥まで突き込まれる。