想いのいきつく果て〜憂える想い〜-3
「ひろ！？」
何度も何度も……
「しのくん…いや？」
「いやなわけ……でも…」
「じゃあしよ？」
紘子が微笑みながら潤んだ眼差しを向けてくる。
しのは軽くため息をついた。
「ひろ…その顔、反則や言うてるやろ」
紘子を持ち上げ、膝の上に足を開いた形で乗せる。
紘子にキスをしながらブラウスのボタンを一つずつ外していく。
まだ触ってもいないのに紘子から吐息がもれる。
胸の頂きも存在を主張しはじめた。
「ひろ…可愛い…もうたってるで…」
「…あ…いや…」
「…触って欲しい？」
潤んだ目を向け、無言でコクリと頷く。
「またそんな顔して…めっちゃ可愛い…」
キスをしながらブラを押し上げ、露になった胸を優しく揉みながら指先で乳首をつまんだ。
紘子の息が荒くなっていく。
「ひろ…我慢せんで…もっと鳴いて…ひろの声好きやから…」
しのの言葉で魔法にかかったように次第に恥ずかしさが薄れていく。
「あん…あっ…ぁぁ…しのくん…あぁぁぁ……」
「ひろ…可愛い…それに腰動いてる…」
「あぁ…だって…しのくんがぁ…ぁぁ…」
「…めっちゃ興奮する…ひろ……入れていい？」
「あん…あっ……入れ…て…」
クチュ…
「ひろ…すごい濡れてるやん…音聞こえるやろ…」
「…や…恥ずか…しい…あぁぁぁぁ…はぁん…」
自然と腰を動かす紘子があまりに悩ましげで我慢できそうもない。
「…う…はぁ…紘子…」
「…はぁ…あ…あっ……いい…しの…くん…もっと…もっと…」
「ひろ…やらしい…もっと…感じて……俺も限界や…」
思い切り下から何度も突き上げた。
「あぁぁぁぁ…いきそ…だめ……」
「ひろ…はぁ…一緒にいくで…」
「あぁぁぁぁぁ…いっちゃう……」
「はっ…ぁ……う…」
抱き合った後、紘子の傷にそっと口付ける。
しのは、腫れた頬を撫でながら時には髪をなでながら、憂いの帯びた眼差しを向けてくる。