僕とあたしの夏の事件慕? 最終話 「あたしの事件慕」-10
「ひゃうっ、あ、……あ、いた……い? あれ……いた、く……ない……? っていうか、きもち……いいかも……」
「ふふ、どっちさ……澪……」
最初はホントに痛かった……。もちろんまだ鈍い痛みはあるけど、それでも新たな振動が起こすもののほうがつよい。
「なんか身体の奥が、くすぐられるみたいな、そんな感じ……」
このおへその辺りからくる感覚は何? んーん、もうちょっと下の方からかな?
でもこれってやっぱり?
「はぁ……はぁ、どうしたの……澪?」
「……この辺りだよ……真琴のオチ○チン」
真琴の手を下腹部より下に押し当てる。
「え、あ、うん……僕、澪の中にいる……」
「嬉しい?」
「うん……だって澪のこと大好きなんだもん」
「さっき聞いた……」
でも嬉しい……。
「だって言いたいんだもん! 澪のこと好き! スキスキスキ!」
「あたしだって真琴のこと好き、真琴のこと好きなの!」
何のひねりも無い、直接的な言い回し。なのに頭には甘く響き、繰り返し再生される。その効効能なのか、徐々に腰の音がズブブという音からジュルルと滑らかな音に変わって、腰もリズミカルになる。
「もっと、もっとしてよぉ、あたしの壊れちゃうぐらいにぃ!」
膣の中で暴れる真琴……カリ首が前後する度に膣内をえぐり、病的な快感を生み出す。
もっと真琴を感じたい、もっと締め付けたい……なのに、どうしても膣に力が入らず、オチ○チンに蹂躙され、気持ち良くされてしまう。
「どんどんおかしく、んふっ、なってくるよ、真琴、何とかして……あたし、何も考えられないの……」
「澪、み……お」
人の名前を気安く連呼しないで……。呼ばれる度に胸がせつなく締め付けられるんだもん。だから、このままずっと名前を呼んで抱きしめてもらいたい……んーん、エッチしてたい!
「澪の、しつこく絡んでくるよぉ……擦れているよ……放してくれないよう……僕もう……我慢できない」
あたしの中の真琴が勢いを失う。もうイッたの? んーん、まだ固いよ? ……ならなんでやめちゃうの? あ、そっか……
「もうイキそうなんでしょ? 最後までして大丈夫だよ、今日は安全日だから……」
「だって澪……」
それでも真琴は躊躇する。結局、優柔不断なところはそのままか……。