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春に囀ずる
【女性向け 官能小説】

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春と囀ずれば-4

「な、んか…っ今日のハル、エロ…い…ッ」

「いや?」

「あっ、…ん、いや…じゃ…っ!ない…よ?キモチイ…ぃ、っん、し…へんに、な…り、そぉ、ふぁんっ」

触れられるだけで瞼の裏がチカチカして真っ白になりそうな頭が吐き出す言葉だからか、言うことも熱に浮かされてる。

「ちゃ、ん!と…っ…きも、ちぃ、よぉっ。あっ、ひゃあ、あ、あぁっ、ふうっ…ん!」

自分で自分の胸を弄りながら腰揺らめかしながら、ハルの愛撫で理性がとけたみたいに甘いだけの舌足らずな声がとまらない。

「ひゃ、ん、んや、あ!はっ、ん〜〜っ!!」

ハルの膝に乗る私の間からは身じろぎするだけでクチュン、クチュッと物欲しげな水音が流れ出してる。


「紗英さん、軽くイッちゃった?」
「やぁ…わかんな、も…おかし、くぅ…んぁ、なる…よぉ!ん〜〜っぅ」

もう下半身の感覚なくなったように、全部とけてしまいそう。

それなのにいつの間にかスウェットをはいたまま、下着の中、秘めたソコに入れられた指がばらばらに動いてるのだけは、わかる。

動かされる度あがるグチュングチュンと音があがる。
びくびく跳ねる腰で受ける刺激がキモチイイを通り越しておかしくなりそう、…なのに自分でイイ場所を探して腰が自分勝手に踊ってる。


ハルが何かする度そる背中とつりそうな足。
掠れそうな喘ぎ声はブレーキきかない。

頭の中、まるで電流が走ってるみたいにチカチカ光って壊れそう。

「やぁ…や、こわれ、る…ぅ。や、やだぁ…激し、のぉ…」

感じすぎて動かない足を持ち上げられれば、ソコがひくひく痙攣しながら、濡れ溢れそうな蜜を滴らせ、ぷっくりと開ききって今か今かとハルを恋いこがれる。

舐められれば、もう強すぎる刺激に泣きじゃくって身を捩るしかない。


「ちょ…だい。も、む…りぃ…」
「じゃあ、あげます」

楽しげにそう言う声と、奥まで突き上げられるのが同時だった。

体がびくんびくんと跳ねて、頭にはチカチカ白く電流が走って、体からはふわんとした感覚と引き換えに力が抜けた。



あとは――もう感じすぎて死ぬかと思った。





「ハルの馬鹿…」
「いや、紗英さんの執念には負けるから」


私も思うわよ。
感じすぎて精魂尽き果てた体でも、電話まで這いつくばって先輩に泣く泣く有休いただきましたとも。
社会人になってこんな形で有休とるなんて初よ!初!!

情けない……っ!!!


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