僕とあたしの夏の事件慕? 第五話 「僕の事件慕」-7
「やぁ……ん」
くすぐったいのか、それとも別の感覚なのかわからないけど梓さんは身をよじる。
調子に乗って両脇を揉み始めると、きつく目を瞑り苦悶の吐息を漏らす……が、
「イタッ!」
舌先に鋭い痛みを感じ、身体ごと唇を離す。どうやら舌を噛まれたみたい。
「そんなトコ触っちゃ、ヤダ……」
「どうして?」
「身体の奥、熱くなるんだもん……」
恥ずかしそうに答えるところからそこが梓さんの弱い部分だと推測できる。だけど、また噛み付かれたら困るし……ひとまず別の場所から責める?
肩にひっかかっていたパジャマを脱がせ、ブラをしていない小さなオッパイに吸い付く。梓さんは両腕を広げシーツを掴む。
ふと、僕の目は開かれた腋の下に向かう。女の人は腋の下を剃ると聞いていたけど、本当にツルツルなので驚いた。
そして興味が湧いてきた。
「んんー……すぅー……はぁー」
無防備な腋の下に顔を埋めると、キャラメルのような甘い体臭に混じり、すっぱい汗の匂いが混じる。
「やんっ、そんなとこ嗅がないで……」
僕の突然の奇行に驚き、梓さんは抵抗を始めるけど、それを制すべく強引に腕を押さえつける。
「梓さんのここ、不思議な匂いがします。甘いのに、汗みたいなすっぱい匂い……」
抵抗できないのをいいことに、わざと言葉にして辱める。
「ヤダッ……今日お風呂、入ってないから……私、臭いかもしれないのに……」
「梓さんはいい匂いですよ……すぅー……はぁー……」
聞こえるような深呼吸。僕って結構イジワル?
「ヤダ、ヤダァ、真琴君のバカァ……」
「嫌いになりました?」
「……んーん……スキ……」
必死になって首を振る梓さん。身体からは力が抜け、抵抗の意思がなくなる。
僕はズボンを下ろしトランクスを脱ぐ。既に固くなった陰茎の先からはカウパー腺液が先走り、亀頭を濡らしていた。
「これが……真琴君のオチ○チン?」
「はい……」
上目使いの目と不安そうな声。だけど、その股間も少し湿り気を帯び、シーツにシミを作っている。
「熱くて硬い……それに大きい……これが、私の中に入るの?」
細い手が屹立するモノに触れ、たどたどしい手つきながらも上下に扱く。