僕とあたしの夏の事件慕? 第四話 「取引」-6
「も、もっと、欲しい……もっとください!」
本能の向かう方へ腰を突き上げると、愛美さんの背中が弓なりに反り返り、陰茎がキュッと締めつけられる。
「アン、ダメ……そんなに、突いちゃ……」
腰を浮かし、逃れようとする愛美さんをすんでのところで捕まえ、逃れられないよう、うつ伏せに押し倒す。
「愛美さん、お掃除放り出して何処に行くんですか?」
汗ばんだうなじにキスをする。少しショッパイけど、じんわりと頭に響く汗の匂いがした。
「申し訳ありません……どうか、お仕置きしてください……」
愛美さんは自分からオシリをあげる。
真っ白で形の良いオシリ。割れ目の間にしわしわの赤い穴が見えるけど、ヒクヒクしていてなんだか可愛らしい。僕は汚いと思えず、親指を押し付ける。
「だ、ダメェ! 真琴さん、そんなトコ汚いです!」
愛美さんは叫びながら、シーツを掴む。まるでさっきまでの僕だ。
「汚いなら掃除しないと……」
「ひぅっ! ふぅっ! やっ!」
菊門に親指を押し当てる度に、愛美さんは高い声で鳴き、大陰唇がパクパクと蠢き、赤く爛れたような肉襞を見せ付ける。
「お願いします、真琴さん……イジワルなさらずに、私のオマンコに下さい」
オシリを向けながら僕を振り返る愛美さんに僕の中で何かが目覚める。
「いきますよ、愛美さん……」
「はい、私のを存分にお楽しみください!」
愛美さんは自分で大陰唇を開き、その純血した蜜壺の奥の奥までを見せ付ける。僕は女性器から香り立つ臭気に中てられ、能動的な挿入を果たした。
「ああ、ん……」
「はぁあああ……」
互いに深いため息をつく……。
腰を掴み、ゆっくりとピストン運動を開始する。絡み付く膣内のヒダが容赦なく僕を擦る。しかも、さっきとは締め付けの方向まで変わり、気を抜くとすぐにでも精を吐き出しそうになる。
「くふぅ……ダメェ、真琴さん、そんらにされては、わた……私の、壊れてひまい、ま、あふん……」
愛美さんのろれつの回らない悲鳴のような声を無視し、僕を咥え込む不思議な唇への甘い責苦を強める。
「もうらめ、らめれすぅ……わたひの、壊れます……まころさんに壊されて……ひまいます……」
まるで獣のようなセックス。
だけど、やっぱりなにか足りない。
「え、あ、真琴さん……どうして?」
僕は絶頂にのぼりつつある愛美さんから分身を抜く。一方、快感を中断された愛美さんは困惑気味で僕を見る。
「愛美さんのこと……もっと触りたいんです……」
ピストン運動に連動するオッパイの揺れに、あの懐かしい柔らかさを思い出す。気持ちが満たされないのならせめてイク時ぐらい、あの二つの丘に挟まれていたい。甘えん坊な僕はそう思った。