Cure's CHOCOLATE-6
「うん」
アタシは哲希を見上げた。
「あのね哲希、人って誰かを傷付けながら生きてくんだって」
哲希が立ち止まってアタシを見つめた。
「でも癒してくれる人もいるんだって」
「じゃあコノを癒すのはこのオレだ」
ニッと哲希が笑う。
「アタシも。哲希を癒すのはアタシだけ、って思っていい?」
「当たり前だろ」
哲希に頬っぺたを摘まれながらアタシは思いっきり頷いた。
アタシ、これからもたくさん迷惑かけるかもしれない。今回みたくまた暴走するかもしれないけど、ずっとずっとアタシのそばにいてね。
哲希、大好き!
お・わ・り♪