「背徳の戯れ」-7
「…っう、んんぅっ」
男の手の隙間から熱を含んだ舞の声がこぼれ落ちる。
「…敏感なんだね」
舞の胸先をこね回しながら男は言う。
「睡蓮はなかなか声を出してくれないんだ。まぁ、だからこそ、感極まってこぼれる声がたまらないんだけど」
そのまま、握りしめていた指先にギュッと力を込める。
舞の口から小さな悲鳴が上がった。
「でも、たまには舞ちゃんみたいに簡単に感じる淫乱もいいね」
男は、舞の口を押さえた手に力を込めると反対の手で舞の乳首を捻り上げた。
「んーっ!んー!」
痛みで舞の瞳が潤み声にならない悲鳴が上がる。
「ふふ。心配しなくてもちゃんと朝まで可愛がってあげるから」
強い刺激を与えられた胸の先は血流を速め、ジンジンとした疼きと共に硬くしこってその存在を強く主張する。
「僕は睡蓮に貞操を誓っているから、舞ちゃんに入れて上げられないのは残念だけど…」
更に延びてきた手が、舞に入れっぱなしになっていた張り型のスイッチを探る。
「決して物足りない思いはさせないから」
蔑むように見下ろしてくるその瞳から舞はもう目が反らせない。
長い夜は、まだ始まったばかりだった。