Y先生の憂鬱-11
「…っん…!」
…息が止まりそうなくらい長い長い、キス
「ちょ…んっ…苦、し…」
唇が離れ、私は肩で呼吸をする
「もー由希ちゃんの馬鹿…そぉゆー殺人的な台詞、マジで反則、てゆーか禁止」
「…殺人的?」
「そだよ。せっかく我慢してんのに俺、獣になっちゃうじゃん?」
ハルは鞄から避妊具を取り出す
「な、何言って…」
また赤面してしまう
「だって何もしてないのにこんだけ勃ってるって異常でしょ、由希ちゃんのせいだから」
言いながら、太腿に指を滑らせる
「…っぁあ…」
「由希ちゃんも…触ってないのに、ここまで濡れちゃってさぁ」
もう大丈夫?と言って制服ズボンと下着を降ろす
余裕たっぷりの表情に似合わず、それは硬く屹立していた
私の…せい?
私をこんなに求めて…
「…あ、の…ハル」
「ん、何?」
「これ…私が、その…」
私はハルが装着しようとしていた避妊具に触れた
「…マ、ジで?」
ハルの言葉に頷いた
ただ待っているのも変な感じだし…
恥ずかしくてハルの顔は見ずに、足元に座り込む
くるくると根元に向かって着けていくと、直接触れていなくても、ハルの熱を感じる
熱い…ハルの心…?
***
…やっべぇ
こんな体勢で、由希ちゃんの指を感じて
こんなんされたら、すぐに出そうだよ…
上ははだけて、下は濡れている彼女が「できた」、と嬉しそうにつぶやくから…
「…ん!」
口付けながら押し倒した
下着に手を掛けて一気に引き下ろす