崩壊〜出会い〜-8
「初めてだから、緊張しちゃってるかな?」
涼子はそう言った瞬間、仁志の片足を持って自らの肩に掛ける。
「アッ!!な、何を!」
開脚させられた足。バスタオルは落ち、淫部が涼子の前に露になった仁志は、素早く両手で隠した。
「足を開いた方が力が抜けるのよ。それから、そんなの毎日見てるから気にしないから」
(…アンタはそうでも、オレはイヤなんだ…)
女性との経験の無い仁志にとって、いくら親類でも女の人に淫部を見せるのは恥ずかしかった。
ヌルリと指先が入る。
「ホラ、楽に入った」
涼子の人差し指が、第1関節部から一気に指の股まで入った。
「ふう…ん…」
異様な感覚に声を漏らす仁志。
涼子の指が、直腸の内壁をなぞっていく。手首の角度を徐々に変え、わずかの変化も逃すまいと。
(…な…なんだか、中から…)
指が内壁すべてをトレースしながら前後に動く。その刺激に、仁志は思わず気持ち良さを感じた。
(や、ヤベェ、勃ってきた…)
己の意思とは関係無く、若いペ〇スが過剰に反応した。
(ハハ、勃っちゃったか。まあ、高校生だしね…)
モジモジと身体を捻る仁志に、経験豊富な涼子はすぐに分かった。
その時、涼子に、つい遊び心が浮かんだ。指の動きを速めてしまった。
粘液と空気の混じる音が聞こえてきた。
「…ん…ふぅ…う…ん」
身体の芯に疼くような感覚に、仁志は声を漏らした。ペ〇スはすでに剛直と化し、透明の液も垂れていた。
涼子の目が、再び嘲り笑った。
手首をぐるりと回す。直腸奥にある膨らみを指で刺激した。
「あっ!はぁっ!いやっ!あああぁぁっ!」
涼子が前立腺に触れた瞬間、仁志は激しく身体を揺らし、白いソファに白濁した液を勢いよくペ〇スから吐き出した。
「あ…はぁぁ…」
あまりの快感からか、仁志のペ〇スは、驚くほどの精液でソファを汚した。
その姿に、涼子は満足気な笑みを浮かべた。
「…直腸は問題無いわ…それから…射精したのも…気にしないで。患者さんにも、よくあるから」
涼子は、そう嘘をついて仁志を安心させる。が、彼女自身、射精を面あたりにしたことに興奮を隠し切れないでいた。
…「崩壊」〜出会い〜完…