ふたりだけのイヴ-1
(^_^)Merry Crithmas!(^_^)
((ふたりだけのイヴ))
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=天国編=
Silent night holly night .
All is calm all is bright.
Round yon vergin mother and child.
Holy in fant so ten-der and mild.
Sleep in heavenly piece.
Sleep in heavenly piece.
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ろうそくの火を三本灯しての、四畳半の部屋。
薄明るい四畳半の中の、ぼくと君。
クリスマスイブの今宵、この部屋に君を招き入れた。
二人の気まぐれだけで、二人だけのイブを過ごすことに。
風邪をひいたという君は、コタツ一つない寒いこの部屋で、
ダッフルコートに身を包んで震えている。
ぼくのキルティングコートを掛けようとすると、
“あなたが寒いから・・”と、僕の背にかけてくれる。
“あぁ、ありがとう。”
この幸せを、誰が知っているだろう。
君のぬくもりが、僕の背に伝わる。
そしてぼくの心臓を高ぶらす。
♪♪Holy night♪♪
鈴のようなその声は、まるで天使だった。
いつだったか、その声を聞いたような気がするよ。
“冷えるなぁ”
“そうね”
たゞこれだけの会話。
二人の思いは、十分にお互いに通じる。
小さなショートケーキを半分にして、君に。
そして残りをぼくの皿に。
“さあ、メリー・クリスマス !! ”
“メリー・クリスマス !! ”
二人身を寄せ合い琥珀色の紅茶で、乾杯!
ほんのりとほゝを染める、君。
テーブル越しに身を乗り出した、ぼく。
彼女の唇に、そっと唇を重ねた。
僕たちのイブの全てが終わった。
薄明るいろうそくの三本の火は、まだ赤々としている。
外には、青白い月の光。
今宵のろうそくの火は消えても、
僕たち二人の胸につく火は、永遠に燃える続けるだろう。