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恋愛武勇伝
【純愛 恋愛小説】

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恋愛武勇伝 第三章 kazuko編-9

=シュークリーム=

ちょっと間があってから、
「うん、入ってく。
汗臭いの、嫌だもんネ。
お母さんのバスタオル、貸してよね。」
と、kazukoの明るい声が返ってきた。

正直のところ、ビビった。
すぐ返事が返って来ないもんだからさ、
あちゃあ、失敗したあ・・ってね。
でもさぁ、なんで母親のバスタオルなんだ?
そんなこといちいち断らなくても、俺のは貸さねえ。
女どものタオルにするに決まってる。

あとでさ、妹に聞いたんだよ。
「yukariんとこで風呂に入った時、誰のタオルを借りた?」
そしたら、
「そんなのyukariのに決まってるよ。
なんで、そんなこと聞くの?
なんかエッチなこと、考えてない?」
って、言われちゃった。
俺の考え過ぎかぁ?

ここで問題!
kazukoのシャツは、汗でびっしょりです。
さあ、どうしたでしょうかあ?

?俺のを貸した
?妹のを貸した
?そのままバスタオル姿

さあ、さあ、さあ、さあ!
どうだぁ!
えっ?!
分かっちゃったぁ?
俺の気張り方でえ?
そうなんだょなあ、俺のを借りてくれたんだょなあ・・・。
もっとも、俺のシャツを脱衣かごに入れておいたからなんだけどお。

「おおきいぃ、大っきいぃぃ!」
って、大はしゃぎよ、もう。
そりゃそうだ。
LLサイズだもんナ。
俺にしても、
“でけえ!”
って思いつつ、着てるんだ。
とに角さ、シャツ一枚で十分って感じ。
お尻どころか、ひざ上10cmぐらいのところまであるもん。
もちろん、ハーフパンツも貸してるぜ。

それから、お決まりのアルバム観賞ょ。
一ページ目は、ほらっ、良くあるジャン。
赤ん坊を仰向けにした写真。
それよ。
それも、デーン!
とでかい奴でさ。
一枚だけ、貼ってあるのよ。
おちんちん丸出しで。
kazukoの奴、わざわざ指で押さえて大笑いしやがる。
「か、わ、いいぃぃ!」
俺の肩をバンバン叩きやがって、痛いのなんの。

「やめろょ!」
手で振り払ったら、
・・・振り払ったら、
・・・kazukoの体が、
クルリと俺の正面に来ちまって・・。
フローリングの床だから、滑っちまって。


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