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二個目の苺〜カフェオレ〜
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二個目の苺〜カフェオレ〜-3

「このあとどぉしよっか」

「俺ん家来る?」

「竜って、一人暮らしだよね…?」

「そーだけど」

瞬時に色々想像してしまい、顔が熱くなる

「んー?何赤くなってんの、唯のエッチ」

竜がにやにやして下から覗き込む

「なっ違うよ!」

「何がぁ?」

「っ…馬鹿!」

自分でも顔が赤くなっているのが分かる

竜は相変わらずにやにやしている


…その時後ろから声がした

「唯ちゃん?」

「?
…っあ…」

私を振った元彼…

「こんなところで会うなんて奇遇だね」

「……」

なんでこんなに普通に話し掛けてくるんだろ…
…信じらんない

「唯ちゃん?どうしたの」

私が押し黙っていると少しずつ近寄ってくる

「…おい、どこが俺と似てんだよ」

竜が不満そうな声を出すと、元彼が訝しげな顔をする

「唯ちゃん、コレ誰?」

「コレとはなんだ」

「彼氏、だよっ」

私が、少し声が小さくなってしまったけど、はっきり言うと、
元彼は驚いた顔をして竜を上から下までじろじろと見た

「なぁーにガン飛ばしてんだよ」

「…唯ちゃん、こんなのが良いの?言っちゃ悪いけど、あんまり趣味が良いとは言えないよ」

「んだとぉ、お前…」

「竜はかっこいいよ!」

竜が元彼を睨み付けると同時に、反射的に声が出た

二人が驚いた顔で私を見る

「竜は、あんたなんかよりも全然優しいし、かっこいいよ
目つき悪いし口悪いし面倒くさがりだけど、こんな私のことを好きだって言ってくれたんだから!」

私の言葉に、竜が少し照れたように笑って、私の顎を持って上を向かせた


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