未完成恋愛シンドローム - 白昼夢 --19
―ぐちゅっ
「いぎっ・・・・無理、無理、ぃっ」
「・・・・ごめん」
―ぐちゅっ
「ひ、がぁっ」
―ぱんっ、ぱんっ、ぱちゅん・・・
何度も何度も訪れる激痛。
打ちつけられる、コタローの腰。
激痛のせいで、気を失うことも出来ない。
「・・・中、出すで」
「?!」
不意に、コタローが言った。
靄がかかったみたいになっていた意識が、急に現実に引き戻される。
「やっ・・やだ!やだっ!」
―ぐっちゅ、ずちゅっ、じゅぶっ
「いやや・・っ!出すな、出すなあっ・・・!」
―ぐちゅっ
「―っ・・!」
叫び声とほぼ同時に、コタロー一番奥深くに腰を打ち付け、動きが止まった。
「ぁ・・・あ・・・・・」
直腸の中で、コタローのちんちんがビクビクと脈打っているのが判る。
「やぁっ・・・・出すな・・出すなぁっ・・」
力無い声が漏れる。
―ビュクッ、ビュルッ
奥の奥に、液体が当たる感触。
腹の中が汚されていく感覚。
どうしようもない絶望感に、目の前が真っ暗になった。
・・・・。
「ひぐっ・・・やだ・・・ぇぐっ・・やだぁっ・・・」
気がつくと、オレは泣いていた。
「えっ・・えっ・・・」
「・・・・・」
―ずちゅっ
ちんちんが抜かれる感覚。
―ぶびゅっ
空気が漏れる音がして、穴から液体が溢れる感触がした。
「・・・・」
「えっ・・やだっ・・・えぐっ」
穴の周りを拭かれた。
痛みが走る。
でも、ちんちんを入れられてた時に比べたら全然マシだと思った。
「・・・・ごめん」
コタローの声。
さっきから、ごめんしか言ってない。
「ひくっ・・・ひくっ・・」
カサカサと、ティッシュの音がした。
ちんちんを拭いているんだろうか?
えずきながら、よろよろとベッドを降りる。
そのままコタローには目もくれず、パンツとズボンを上げてベルトを締める。
ふと、視界にゴミ箱が入った。
「・・・・・」
拭いた後、投げたんだろうか?血で真っ赤に染まったティッシュが入っていた。
「・・・」
なんか、悲しくなった。
「・・・・ごめん」
背中から、コタローの声が聞こえた。
「・・・嫌いや」
「・・」
抑えようもなく、言葉が口を突いた。
「・・お前なんか・・・・大っ嫌いや・・・っ」
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