未完成恋愛シンドローム - 白昼夢 --17
「ふっ・・んくっ・・・」
押し殺したようなコタローの声が聞こえる。
前にカイトにされた時を思い出す。
どこが気持ちいいのか。
―ピチャ、ペロッ。
棒の部分を舐め上げていく。
舌を固くさせて、しょんべんの出口の辺りを舐ってみる。
―チュッ。
「んぁ・・ふ、ぅっ」
そのまま先っぽに口付けてやると、コタローが呻いた。
根元を握った指先に、弾力を感じる。
さっきもこれ以上固くはならないだろうと思ったけど、更に固くなって来てる気がする。
―このまんま、釘でも打てんじゃねーの?
自分で想像しながら苦笑いを浮かべた。
「・・口開けて」
「え?」
―ぐぼっ。
「ぐっ・・が」
一瞬なにが起こったのか、理解出来なかった。
気が付くと、コタローのちんちんが口の中に突っ込まれていた。
「ふぐっ・・げっ・・・」
押し潰された猫みたいな声が漏れる。
なんとか吐き出そうと、首を後ろに反らそうとする。
「んぶっ」
いつの間にか、後頭部に手のひらが当てられていたらしい。
その手に力が入れられ、コタローのちんちんが喉の奥に当たる。
「んーっ!ぐげっ・・ぐっ」
息が出来ない。
猛烈な吐き気が襲って来る。
喉が痙攣している。
涙で視界が歪む。
―苦しい・・・・・・っ!!
「ぐっ・・・ぐぅっ・・」
必死に、コタローの身体を叩く。
―死ぬっ・・死んじゃ・・・っ!
不意に、手の力が緩められた。
「んぷはあっ・・・!げほっ、げほっ」
まるで犬みたいな呼吸音を上げながら息を吸う。
「・・ごめん」
ごめんちゃうわ・・、と言おうとした瞬間、押し倒された。
「?!」
「ちゅっ」
「んぷっ・・」
口を塞がれた。
舌が、中に入って来る。
歯が当たる。
「んく・・・ゃっ、あ」
引き離そうとした瞬間―
「―ひん・・っ」
尻を、割れ目を、コタローの指がなぞった。
「やっ・・・・やめっ」
さっき散々舐めさせられたコタローの指。
オレのよだれでぐちゃぐちゃになったそれが、穴の周りを撫でる。
「ちょっ・・・こた」
―つぷっ
「いっ」
―なっ、なに?!
なにかが入って来た。それだけは判った。
まるで座薬でも入れられるような感覚と、引きつるような痛みが走る。
「ひっ・・・!」
更にそれが入ってこようとする。
―これ、まさか・・・指?
血の気が一気に引いていく。
「やめっ・・・やめろやっ」
徐々に徐々に、指がオレの中に入って来る。
「痛っ・・・痛い痛い痛い・・・っ!」
一瞬コタローの動きが止まった。
「・・・・?」
と、次の瞬間、脚を持ち上げられた。
「!!」
抗議の声を上げる間もなく、そのまま赤ん坊のおしめを替える時のような体勢を取らされる。