青空の下で-11
クチャ、グチャ、ヌチャ、グチャ――
とめどなく溢れ出てくる淫蜜……それを付着させた指が何度も陰毛からアヌスへと往復している。
真理子の股間は、いまや陰唇だけでなく陰毛の茂みから肛門までがヌラヌラに濡れたくっていた。
「すっごいな、奥さん。これを大洪水って言うんだな、うんうん」
「あんっ……い、いい……あっ……だめぇ……た、堪らない……」
真理子は、我を忘れていた。
ずっと忘れていた愉悦の感覚に、すっかり泥酔しきっていた。
クリトリス、ヴァギナ、アヌス、性感帯を絶妙な力加減で愛撫してくる山田の手。
夫とのセックスでもこれほどの愉悦は感じたことはなかったかもしれない。
この蕩けるような悦楽は山田のテクニックによるものなのか、それとも、ずいぶんと放置されていた肉体が久しぶりことで鬱憤を吐き出しているだけなのか……。
だが、そんなことはもうどうでもよかった。
眼に見えない圧倒的な淫力が、下半身から身体全体にうねりを上げて広がっている。
このとき、閉じた瞼の裏では眩い閃光が何度もたかれていた。
「くっくっく、奥さん、勝手に何回もイッただろ? ダメじゃないか、イクときはイクッてちゃんと口に出さないと」
「ハアハア……は、はい……す、すみません」
真理子は、痙攣する脚でなんとか立っているといった状態であった。
できることならすぐにでも倒れ込みたい気分だった。
「よし、それじゃあ、こっち向いてしゃがんで」
「ハアハア……」
震える膝に両手を添えながらしゃがみ込む真理子。
すぐに山田が目の前に立ちはだかった。
何を要求されるのかは、真理子にもハッキリしていた。
言われれば、すぐにでも躊躇いなく咥えてやるつもりだった。
淫欲に溺れた理性が、逞しいペ○スを欲している。
それはもう誤魔化しようがなかった。
「奥さん、何をすればいいか自分でもわかってるよね」
ゆっくりと首を縦にふる真理子。
「だったら、自分で取り出しなさい。そして、うんと厭らしい顔でしゃぶるんだ」
「ああっ……」
真理子の細い喉が、わずかに動いたのを山田は見逃さなかった。
呼吸を乱しながらズボンのベルトをカチャカチャと手際よくはずしていく真理子。
山田は、そんな真理子の様子から、この女には淫蕩の気があると確信した。
「ヒッ……!?」
ズイッと飛び出してきた猛々しい一物。
山田のものは、夫のものとは比べ物にならないほど大きかった。
ドス黒く変色した皮膚に、見るからに強靭そうな厳つい筋肉。
逞しい茎のまわりには太い血管が何本も浮き立ており、鋭く張った亀頭のエラが何とも威圧的だ。
こんなグロテスクなものを目の前に出されたら、おそらく大半の女は悲鳴に近い声を上げて退散するかもしれない。
しかし、この毒々しい肉棒を前に、真理子の肉体は卑しくも期待感に満ち溢れてしまった。
何度も固唾を飲み、太い茎根にそっと指を絡めていく。