「彼女の艶母」-11
「あんっ、高志くん……」
欲情している僕の股間のものを感じとったのか、お母さんが少し戸惑っている。
でも、僕を抱いてくれていたその手が、スーッと下へ降りていく。
背中を這い降りていく手の感触がなんとも淫靡で、僕はアアッと呻いた。
「はあっ……!?」
お母さんの手が、僕のお尻をユルユルと優しく撫でてきた。
感情の高ぶりが、僕の唇をブルブルッと震えさせていく。
口から出てくる重苦しい吐息―――それは、内臓のなかで肥大していた淫霧が、大きな塊となって一気にせり上がってきたような感じだった。
「お、お、お母さん……ぼ、僕……僕……」
自分の顔が、ひどく甘えたようになっているのがハッキリと分かった。
もっとしてほしい……お母さんのほうから、もっと僕に厭らしいことをしてほしい……。
卑怯な男心を湧かせる自分に、とてつもなくイライラした。
だが、すでに頭の中を支配している淫情が、そんなちっぽけなプライドなど簡単に叩き伏せていく。
「高志くんにこんなことしたら、千夏に嫌われちゃう……いえ、嫌われるどころの話じゃないわね、きっと」
キュッと唇を噛み締めるお母さん。
「ち、千夏は関係ありません! 僕は、僕は……ずっとお母さんのことが……」
「高志くん……」
お尻を撫でていたお母さんの手が、スルリと前へまわって股間の膨らみをキュッと掴む。
たったそれだけの事で射精感が込み上げてきた。
「すごく固くなってる……」
「ああ……お母さん……な、なんだかムズムズします」
ズボンの上から優しく握りしめてきた手が、その勃起したものを軽く上下に擦りあげる。
僕の口が、情けないくらいに喘ぎ声を発した。
「お、お母さん、そ、そんなにされたら……あっ……あう」
お母さんは、きっと男のイク瞬間をこれまでにたくさん見てきたのだろう。
僕の疼き具合を見て取ると、すぐにカチャカチャとズボンのベルトをはずし、手馴れた感じであっという間に僕の下半身をトランクス一枚にした。
「高志くん……二人だけの秘密にしてくれる?」
潤んだ眼が、僕の心の中まで見つめてくる。
「は、はい。絶対に、絶対に秘密にします」
僕の言葉を聞き、お母さんが安心したようにフッと柔らかく笑った。
同時に、下腹部に当っていた白魚のような指先をススッとトランクスの中に滑り込ませてきた。
「はううっ……」
痺れたくっていたペ○スを直に掴まれ、僕の腰がビクンッと大きく跳ねる。
すでに精子を発しているその中は、たぶんベチョベチョになっているはずだった。いや、それどころか、いまこの時も亀頭の先端からはヌルヌルとした液体が滲じみ出ている。
自分でも感じとれるほどだから、きっとお母さんの手もネトネトになっているだろう。
でもお母さんは、自分の手が汚れていくことを全く気にしない様子でクチャ、クチャ、とペ○スの皮を優しく引っ張り下げていた。