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未完成恋愛シンドローム
【同性愛♂ 官能小説】

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未完成恋愛シンドローム - 片翼 --4

「・・部屋帰れ」
「くく・・・いや、ごめんごめん。ちゃんとやるからちょっと待って」
「・・・判った」
なんにせよ、今はコイツの言うことを聞いておくしか無いらしい。
取り敢えずやりたいようにやらせることにするか・・。
「でもさすがにち○毛は生えてるなー」
「・・お前も生えてるやろ」
さすがに双子である以上、そんな違わないだろう。
「うん。去年の夏くらいかなー」
・・・。
オレは今年の夏だぞ・・。
「オレのがもーちょい生えてる」
「聞きたないわ」
―つかこれ以上人のち○ちんとかち○毛とか観察すな。
「あはは。んー・・そんならさー」
そんなオレの気持ちを読んだのか、カイトはオレの顔を凝視しながら
「ちょっと瞳ぇ閉じて、イヴ」
と言った。
瞳閉じたらなにやってるか見えへんやろ!と思いながらも、しょうがないので瞳を閉じる。

―キュッ

「なっ・・!!!」
いきなりち○ちんに走った感触にびっくりして、思わず閉じてた瞳を開ける。
「なにしてんねん!!」
「え?いや、あかんやん瞳ぇ開けたら」
全くなんでもないことのようにほざくカイト。
「アホか!っていうかなにしてんねん!早よ手ぇ離せや!!」
「だーめ」
全然悪びれた様子もないカイト。
「ーっ」
「あ」
・・なに、今の?
カイトがオレのち○ちんを軽く摘むようにした瞬間、静電気に当たったみたいに身体が震えた。
「ちょっ・・」
「んふふ」
舌舐めずりをしながら、オレのち○ちんを指先で揉むように刺激を加えるカイト。
そうこうされている内、オレは段々と自分の身体に起こりつつある変化に気付いた。
「な、んで・・」
カラカラに渇いた口から、掠れた声が出る。
「ん?」
「オレの・・ち○ちん」
「イヴのち○ちん、どうなってる?」
カイトが尋ねてくる。
「ち○ちんが・・」

―固く、なってる。


頭ん中がぐるぐる回ってるみたいだった。
オレの部屋。
本を読んでたオレ。
入って来たカイト。
オレの知らない、『オナニー』って単語。
下半身裸になったオレ。
ち○ちん触られてるオレ。
さっきっから感じてる、腰から拡がってくみたいな、よく判んない感じ。
カイトに触られて、なんでか固く、大きくなったオレのち○ちん。
―なんやねん、コレ。
「これが、オナニー・・って言うん?」
ともすれば漏れそうになる声を我慢しながら聞いてみる。
「んー・・・ちょっと合ってるけど」
ちゃうんかい。
「んじゃなんでこんなこと」
何故か息が乱れてる。
別に組み手とか打ち込み稽古とかしてる訳でもないのに。
深く、息が出来ない。
「えー・・一応、必要やからかな?」
なんだそれ・・。
まったく理解出来ない状況に、カイトは一つの答えも出してはくれない。


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