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愚かに捧げる
【痴漢/痴女 官能小説】

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愚かに捧げる5-3

夜。
(どうして…)
自宅のベッドに横になりながら、何度目か分からない問いを自分に、自分の中の敏樹に
なげかける。
うまくいっていると思っていた。痴漢に遭ったその日も、敏樹は優しかった。
でも、痴漢は…敏樹の友達で、敏樹もそのことを知っていて…。
つまり敏樹も、共犯…?あの、心配そうに自分を見た瞳も、偽り…。
厚木って人が、敏樹は他の子と付き合ってるって言ってた。
もう…私のこと邪魔になっちゃったのかな…でも、だからって、どうしてここまでする
の…?

不意に嘔吐感がこみ上げてくるが体が重く、足が動かない。
真理子はベッドから身を乗り出して、泣きながら床に吐瀉した。
体も、心も裂けてしまいそうだ。

(どうして…)
思考がぐるぐる廻る。答えは、出ない。


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