振り向けお前っ!第7話〜性格改善プロデュース〜-1
愛華が友人として加わってから、少し時間がたった。
「あーもうすっかり慣れ親しんだな・・。俺たち。」
「そうね、最初はぎこちなかったけど・・、今じゃこの6人でいつも一緒だものねぇ。」
「だよなぁ、皆が転校するまで俺と進一と阿佐美だけだったもんな。」
「そうだよね、今じゃ悠太たちがいないほうが無いよね。」
そんな事をいいながら皆で昼食を取っていた。
「さて、悠太、あんたちょっと話しあるからきなさい。」
「は?なんでだよ、ったく。」
パックのお茶を飲みながら、怪訝そうにしながらも仕方なくついていく。
誰も居ない隅のほうで、阿佐美は嫌味な笑顔を向けてくる。
「さて、話しをしようじゃない。」
「・・・・・何だお前、怖いぞ・・・」
「弱み握るつもりだもの。」
はっきりいいやがった・・・
「そ、そもそもなんで弱みなんか握る必要がある。」
「当たり前でしょ。そうすれば、あんたをいくらだって操れるじゃない」
「・・・・・悪魔が。」
「ふ、あんた、愛華ちゃん好きでしょ?」
「ぶっ、げほっげほっ。」
「何、むせてるのよ。」
「ばっ、何言ってんだ!」
するとフフフと不適な笑いを漏らし。
「いやぁ、ただ、そうかなぁと思ってヤマかけただけよ。」
「・・・・・・・・・・」
「まぁ、そうなのね。」
「ち、ちがっ!」
「まーまー、分かった分かった。」
そう言うとスタスターっと皆の所へ戻って行く、
「はぁ・・・・・・。」
気抜けしながらも悠太も皆の所へ戻っていくのであった。
「何話してたの?」
頼む輝よ聞かないでくれ。