振り向けお前っ!第7話〜性格改善プロデュース〜-9
「まずい、阿佐美だ、戻らないと。」
「輝、後でイベントのとき、小林さんが、どうしてもやばそうに見えたら、うまく取り繕ってくれ。」
「ちょ、悠太取り繕うってどうやって、って・・・・・行っちゃったし。」
輝の最後の言葉を聞かずに、ものすごいスピードで戻る。
「あ、悠太君・・・」
顔が真っ赤だ、よっぽど恥ずかしいのだろう。
「ごめん、待ってる間少し別のところ行ってた。」
「ど・・どうですか?・・・似合って・・る?」
見た感じその性格さえなければすごいきれいだとは思った。
「うん、似合ってるよ。」
「そ、そうです、か?」
大分、俺と話すときに、弱気な部分が消えてきたかな・・・・。
「よし、その服買っちゃおうか?」
「え?いや、買うって?」
「俺がプレゼント。」
その瞬間慌てて
「だ、駄目です・よ、もらえませ、んよ」
「いいのいいの」
そう言いながら会計にまで進む、そして問答無用で買う、買えない額じゃないので、困りはしなかった
「い、いいんですか?」
「うん、で、この後なんかこのデパートでやるみたいなんだけど、行かない?」
「え、私はいい、ですけど・?」
ここまでは順序どおりかな。
「じゃあ行こう、そろそろ始まるらしいから。」
「はい。」
イベントをやる場所で・・
「随分人が居るんだなぁ。」
「わ、私、こう・・いう所、苦手・・です。」
「大丈夫、俺が居るでしょ、もし駄目だったら、すぐ戻ろう。」
「・・はい。」
さりげなく周りを見回す輝が阿佐美に見つからない場所で居た。