振り向けお前っ!第7話〜性格改善プロデュース〜-4
「ふふ、さあ私たちも行くわよ。」
「・・・・めんどくさ。」
「・・・・・・」
「うーん・・」
「もう、なんで皆してそんな乗り気じゃないの!」
「やめと居たほうがいいんじゃないかしら?」
「甘いわね愛華ちゃんは、任せておけなんて言っておきながら、どうせ何も出来ないんだから。」
「悠太意外と行動力あるよね?」
全員で黙る。
「とにかく見失うぞ。」
「ああっ!」
早く行かなきゃといいながら猛スピードで進んでいく。
一方悠太たちは。
「まず、何処から行くか。」
ふと腕時計をみる、
「結構時間速かったからなぁ。朝食は取った?」
「え、あ、えと・・軽くですけど。」
「軽くか、そうだな、喫茶店でも寄ってお茶でも飲んでく?」
「あ、は、はい。」
そう言うと、悠太は手近にあった喫茶店に入っていく
いらっしゃいませと言う声がかけられ一瞬薫がビクッとする、
ほんとに駄目だなぁ、これじゃ・・・
「席ここでいいよね?」
人目によくつく席。
「え、いや・・あの・・」
しどろもどろ、何か言いながら、うつむき加減に首を縦に振る、
「さて、これから何するか決めようか。」
「は、はい。」
と、おもむろに悠太が携帯を出す。
「ちょっと待ってて。」
携帯を取り出した悠太は一人にメールを送る
相手は、輝。
『おい、お前たちどこまでついてくる気だ?尾行バレバレだぞ、』
ピッ、送信。