振り向けお前っ!番外編その一、〜ある日、全員、家にて 前篇〜-9
<ぐっ・・確かにそうだが・・>
《なら、もういいだろ、》
<・・・・・・・悠太の鬼、>
《次、阿佐美な》
<スルーですか。>
阿佐美の家はもう朝食の片付けも終わっていて家族でのんびりとしていた、
《お、昼ドラ見てんじゃん。》
[この時は、たまたまよ、た・ま・た・ま。]
《なんか、似合わないよな。》
<うん。>
[あー、また退席する?]
<いえ、結構です。>
《俺も遠慮しておく。てか、退席したら、先進まなくなる。》
<なんだ、たいして河谷の家も、平凡だな、>
[ただやる事が無いだけよ。悠太たちがなんか仕出かせばいいのに。]
《お前の一瞬の楽しみの為に、自分の身を捨てたくは無い。》
[・・・・・ケチ。]
《・・・・屁理屈》
[ぶん!]
《うぉっ、危ねえな、はい、次だ。》
[っち、はずした。]
《って、俺か次。》
[どうせ進一と同じでしょ、遊んでばっかりでしょ。]
《・・・・・・・・まぁ、見てみるか。》
悠太の家、
悠太は朝食を久しぶりに家族全員と食べて、(父は朝出て行くのがとても早いから、休みの日にしか一緒に食べられない)その後家の手伝いをしていた。
[・・・夢?]
<・・・・何、良い子ぶってるの?>
《うるさい!》
「さて、悠太さん?」
「・・・別にさんつけなくてもいいじゃん。」
「さて、もう良いから、何かしてきたら?」
そう言われたので、せっかくだし出かける事にしてみた。
「・・そうしてみたものの、どこへ行こうか。」
[決まってないで外出たの?]
《別にいいだろ。》
{で?何処言ったの?}