振り向けお前っ!番外編その一、〜ある日、全員、家にて 前篇〜-7
《何しに戻るんだ?》
【確か、この日は、勉強をしてたと、】
部屋に戻った愛華は自分の机につっ伏して、何かに集中している。
《これ勉強か?》
【一応そうだったと思いますけど。】
《すごい集中力だな。》
1時間くらいして勉強を一段落させ、
《1時間も見てられないから飛ばしちゃった。》
{このあとどうするんだろ?}
(あ、家・・でましたね。)
《どこいくんだろ。》
【確か買い物に。】
「お母さん、買い物に行ってきます。」
「気をつけてね。」
家を出た愛華が向かった先は悠太たちの家から少し離れたデパートだった
{あーそうそう、このデパート家が近くて、いいよね。}
《こんなところにあるのもおかしいけどな。》
[そうよね、ちょっと歩くといきなり都会にかわるものね。]
《そういえば、俺買い物いくとき必ず誰か居たな。》
[私も、]
《一人ってどんな感じなんだろ。》
【一人だとあんまりなじめ無くて大変ですよ。】
《何買ったのか見てみようか》
デパートへ寄った愛華は日用品売り場をみてまわり、その次にいろいろな雑貨を見て回る、途中ちょっと買い食いしてたりするが。
《一人でも楽しそうだな。》
{そうだ、今度また全員でどっか行きたいね。}
《なら前みたいなことが無いようにしないとな。》
[あれはびっくりしたわよね。]
《・・・・・・・・・・・》
{悠太?}
《あぁいや、なんでもない。ちょっと思い出した事があってね。》
[・・・・・・・・・・・・]
《さ、次だ、何するんだろ》
【私はこのまま家に帰りますけど。と言うか・・私ばっかり見すぎじゃ?】
[話題が尽きないのだもの。]
【・・・・・・・・・】
《じゃ、じゃあ・・・次誰にする?》
[薫ちゃん!]
《・・・好きだなお前。》
[可愛いじゃない!]
(え・・?・)
薫の家で朝食が終わると薫は片付けをしていた。