振り向けお前っ!番外編その一、〜ある日、全員、家にて 前篇〜-5
[あ、ほんとだ。おいしそうな朝ごはんじゃない。]
《おい!・・場面も出て無いのにいきなり、話し変えるな。分からなくなるでしょ話が。》
[薫ちゃんの朝ごはんの場面見てただけよ。]
《さっき話したから出してもしょうがないか・・・》
[次は愛華ちゃんね。]
{なんか北条さんの朝とか想像できないよね。}
《・・・・だよなぁ、いかにもお嬢様っぽい人だし。(実際そうなんだけどな、前は。)》
[とりあえず、見てみましょ。]
【あら、皆さん、】
《うぉ、今紹介しようとしたところで。》
【私の朝はそんなにすごいとお思いですか?】
{[《うん。》]}
【皆さん大変な誤解をしてますね。私の朝だって皆と同じですよ?】
《見てみようか。》
北条家、朝
《最初の始まりが違うな。》
[いいから!]
彼女は優雅にベットから起き上がる。
【やっ、・・こんなとこ出さなくても。寝起きの顔はひどいんですから。】
《次より恥ずかしいものは無いぞ、多分次なにやるか分かるし》
【へ?】
{あー、そうか・・・・悠太席はずそうか。}
《だな、阿佐美まかせた。その場面終わったらすぐ戻るから。》
[はいはい。]
【え?ええ?】
[さぁ愛華ちゃんいくわよ、次は着替―――グムッ]
【きゃあああああ!駄目っ、それだけは駄目です!】
[ちょ・・愛華ちゃん・・・く、苦しい。]
【あ、ごめんなさい、でも、何でわざわざ着替えの場面なんか出――――】
[へぇ、ふむ、]
【ちょ、嫌ぁぁ、何見ているんですかぁあ。】
[大丈夫見てるの私だけだから。]
【良くないですよ!】
[ゆーたー終わったわよ。]
【あぅ・・・】
《ずいぶんないじられキャラぶりだったな今の。》
{・・・・・・あはは・・・}