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7番目の月〜Ruby〜
【幼馴染 官能小説】

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7番目の月〜Ruby〜B-1998--7

「田原さん?」

保健のセンコーだ

「開けるわよ」

シャーっとカーテンが開けられて脛とスニーカーが見えた

「田原さん?」

「……ぁ」

千華が目覚めたみたいだ

「気分はどう?」

「大丈夫です…」

「…他に誰か居なかった?物音がしたんだけど…」

「…いえ…わかりません」

「そう?」

センコーは他のベッドのカーテンを開けたりして、色々確かめてる

ヤバイヤバイヤバイ…

乱れる心音を止めたいくらい焦ってじっと固まる

「変ね…」

戻って来たセンコーの脚

「…もう二時間目終わるけど、どうする?お家帰る?」

「いえ…大分良くなりましたので」

「もう少し寝てても良いわよ」

「…はい…でも大丈夫です。教室に行きます」

「そう…でもこれからはちゃんと睡眠とって、朝御飯も食べるのよ?」

「分かりました」

「勉強するのも良いけど、体は大切にしないと」

「はい…すいませんでした」

寝不足だったのかよ…
無理しやがって…

きしっ、と俺の上でスプリングが鳴って、千華が体を起こした気配がする

白くて細い片手と紺ソックスの脚が二本ぷらん、と下りて揃えた上履きを履く

ゆっくりした足取りで視界から消えていく千華の脚

それに続いてセンコーの脚も消える

ガラガラ…二度音がして部屋が静かになった


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