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7番目の月〜Ruby〜
【幼馴染 官能小説】

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7番目の月〜Ruby〜B-1998--2

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「なので…皆さん中学生としての自覚を…」

話なげーよ。校長

まだ生活指導のセンコーの説教もあんだからさ。巻いてこうぜ

体育館暑いんだからさ

全校朝礼を真面目に聞いてるヤツなんて………

一人いる

田原千華

片足に体重も掛けず、真直ぐ立って俺の横にいる

千華と俺は幼稚園から一緒だけど、同じクラスになったのはこれで四度目

男女別に、五十音順に並ぶから、こういう時、俺は“堤”だからわりと近くになる

ついチラ見しても仕方ないってもんだろ

でも今朝はさっきの事を引き摺ってるんで、ガン見に近い

…背伸びたか?スカート短くなったんじゃね?

いっつも綺麗に折られているスカートのプリーツは、お尻の丸みで裾にかけて襞の間が開いてる

その下から細っこく伸びた脚に降ろしたてみたいな紺ソックス

なだらかだか、その密やかな存在を主張して曲線を描くブラウスの胸

首に蝶々を作ってる赤いリボンを頭の中でしゅるしゅる解いてみたりする

あ、男子はこういう事考えるのは普通だから


でも…
何か顔色悪くねぇか?青白いぞ

しっかり前を見ていた千華が目を瞑って俯き始める

…具合悪いんじゃね?

辛そうにしかめてる顔

我慢すんなよ…目立つかもしんないけど座れよ…

かくかく…小さく脚が震えだした

おいっっ!意地張んな!倒れんなよ…誰か気付けよ!


次の瞬間、スローモーションの様にゆっくり崩れる千華の体

俺は咄嗟に千華の背中に腕を伸ばした

でも伸びる身長に体重が追いつかず、ひょろっとしている体の俺には千華をしっかり受け止める事が出来ず

片膝を付いて、ようやく千華の頭を床に打たない様にするだけの情けない体制

見様によっては押し倒してる感じ…

俺に体重を預けた千華の土気色の顔がかくん、と反る

一つに結んだ柔らかな髪が腕に触れる


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